秋田県農業機械化ショー 11月2日–6日
最新資機材一堂に 潟上市で営農の「困りごと」解決
今年も秋田県種苗交換会の季節がやってきた。あわせて第146回秋田県種苗交換会協賛行事である第75回秋田県農業機械化ショーが11月2日㈭~6日㈪の5日間、種苗交換会の協賛第2会場である潟上市の「昭和工業団地」で開催される。主催は秋田県農業機械化協会(白石光弘会長)。40のブースで、最新の技術・機械が展示・実演される。
耕地面積全国6位の広大で肥沃な土地を有し、冬期間は積雪寒冷気候である一方、夏期は梅雨が短く比較的冷涼であるため野菜、花きの生産に好適であるとともに、水稲生育期間中は気温が十分に確保され気温の日較差が大きいなど米づくりに向いた気候と農業の好適地である秋田県。その農業振興のうえで欠かせないイベントが、秋田県種苗交換会だ。明治11年に「種子交換会」として発足して以来一度も途切れることなく開催され、秋田県農業のみならずわが国農業の振興・発展に貢献してきた。
今回は、創設者であり、秋田県農業の礎を築いた聖農・石川理紀之助翁ゆかりの地である潟上市で開かれる。同市での開催は17年ぶりとなり、前回の開催時には、87万人が来場し、大いに盛り上がった。
今年の種苗交換会のキャッチフレーズは「潟上から 聖農の思い 未来へつなげ」。主会場は天王総合体育館(天王防災センター)、協賛第1会場は天王総合体育館駐車場、協賛第2会場は昭和工業団地。特別協賛会場は道の駅しょうわブルーメッセあきた。
種苗交換会の中心は主会場で行われる農産物出品展示だが、一連の協賛行事のなかでも多くの人を集める目玉行事の1つが秋田県農業機械化ショーだ。主催は秋田県農業機械化協会。後援はJA全農あきた、秋田県農業機械商業協同組合、秋田県農機公正取引協議会。全国の高性能農業機械を一堂に集め、生産者及び関係者に紹介することによって、秋田県農業の機械化推進と、機械の効率利用による農業経営の健全化に資するとともに農作業事故防止の啓発を図ることを目的としたもの。当日は協賛第2会場の昭和工業団地を会場に、40のブースに分かれて各社の最新技術・製品が紹介される(会場案内図は本紙5面)。
本紙においても紹介している通り、秋田県においても自動操舵システムや直進アシスト機能付農機の導入が進んでおり、こうした最新機器が一堂に会するのはもちろんのこと、営農の「困りごと」を解決に導く様々な技術・製品の情報を得る絶好の機会となる。
なお、協賛第2会場には1500台の駐車場を用意しているが、主会場周辺には駐車場がなく、また開催期間中は市内の道路及び交換会用臨時駐車場の混雑が予想されるため、公共交通機関や無料のシャトルバスの利用を促している。シャトルバスは協賛第2会場→臨時駐車場(天王グリーンランド)→主会場(天王総合体育館)→臨時駐車場→協賛第2会場のルートのほか、土日祝日は協賛第2会場と臨時駐車場(ブルーメッセあきた)を繋ぐルートも用意している。