やまびこ、コンセプトモデル披露 「自律走行草刈機」など 開発中のシステム・製品展示
やまびこ=久保浩社長、東京都青梅市末広町1―7―2=は、幕張メッセで行われた「第13回農業WEEK」で作業の電動化や省人・省力化等の課題解決にむけて開発を進めている環境技術・製品・システム等のコンセプトモデルを出展。その中から自律走行草刈機とRTK機能搭載のロボット芝刈機、トリプルハイブリッド発電システムを中心に紹介する。
【自律走行草刈機/RCM600AUTO】今年発売したラジコン草刈機RCM600をベースに自律走行機能を追加したコンセプトモデル。従来のラジコン機能と自律走行機能を切り替えることで、作業場面や条件に応じた草刈りを実現させ、更なる作業負担軽減を可能にする。
ポイントはLiDAR(レーザー光を照射し、その反射光の情報をもとに対象物までの距離や方向を計測する技術)とカメラの組み合わせ。センサーにカメラ機能を追加することで物体の形状と色などによって作業範囲を識別し完全自動化に取り組んでいる。
来場者の関心の的になっていた同機。やまびこでは〝拡張性〟をコンセプトにその他の製品にも自律走行機能を追加できるユニットの開発を進めている。
【ロボット芝刈機/TM―1000RTK GNSS】昼夜問わず24時間作業を行い、ゴルフ場などで活躍中のTM―1000(最大作業面積1万2000㎡)をベースにしたコンセプトモデル。
ポイントはRTK GNSS機能の搭載で、測位誤差2~3㎝という高精度でのパターン走行を可能にしたこと。これまでのランダム走行からロスの少ない直線的な刈り取り作業を行うことが可能。これにより従来機と比べて約3倍の作業面積の拡大と時間短縮を実現する。
【トリプルハイブリッド発電システム】太陽光発電+発電機+蓄電池の組み合わせによるサスティナブルなエネルギー供給システム。同システムでは太陽光発電を主電力としながら、悪天候等における不安定な発電に蓄電池とバイオ燃料に対応したディーゼル発電機を組み合わせることにより安定的な電力供給を可能に。また、発電機で確実な電力源を確保できるため、高価な蓄電池をダウンサイジング化しながら、太陽光発電パネルの設置枚数及び減少が図れ、狭い場所でも要望に応じた発電容量のシステム設置が可能。農業用ハウスや畜舎などの畜産現場といった農業生産現場において環境性とBCP対策を兼ね備えた解決策として期待されている。
この他、バッテリー機器のラインアップとして環境性能および作業効率に優れたプロユーザー向け50Vシリーズを出展。
石の飛散を抑えアスファルトまわりの作業で高い能力を発揮するT字型バリカンをはじめ、低振動・低騒音・排ガスゼロでスマートな作業を実現する充実のラインアップで紹介すると共に、自社開発と並行して協業企業との連携による既販製品のバッテリー化にも着手。ブースでは耕うん機や歩行溝切機といった、共通バッテリーを用いた協業企業とのコンセプトモデルを展示した。
また、環境課題に対応できる合成燃料の活用により、小型屋外作業機械に搭載するエンジンにおいては、カーボンニュートラル化を目指し、3つの合成燃料(e―fuel、ETG燃料、MTG燃料)の概要について紹介した。
【自律走行草刈機/RCM600AUTO】今年発売したラジコン草刈機RCM600をベースに自律走行機能を追加したコンセプトモデル。従来のラジコン機能と自律走行機能を切り替えることで、作業場面や条件に応じた草刈りを実現させ、更なる作業負担軽減を可能にする。
ポイントはLiDAR(レーザー光を照射し、その反射光の情報をもとに対象物までの距離や方向を計測する技術)とカメラの組み合わせ。センサーにカメラ機能を追加することで物体の形状と色などによって作業範囲を識別し完全自動化に取り組んでいる。
来場者の関心の的になっていた同機。やまびこでは〝拡張性〟をコンセプトにその他の製品にも自律走行機能を追加できるユニットの開発を進めている。
【ロボット芝刈機/TM―1000RTK GNSS】昼夜問わず24時間作業を行い、ゴルフ場などで活躍中のTM―1000(最大作業面積1万2000㎡)をベースにしたコンセプトモデル。
ポイントはRTK GNSS機能の搭載で、測位誤差2~3㎝という高精度でのパターン走行を可能にしたこと。これまでのランダム走行からロスの少ない直線的な刈り取り作業を行うことが可能。これにより従来機と比べて約3倍の作業面積の拡大と時間短縮を実現する。
【トリプルハイブリッド発電システム】太陽光発電+発電機+蓄電池の組み合わせによるサスティナブルなエネルギー供給システム。同システムでは太陽光発電を主電力としながら、悪天候等における不安定な発電に蓄電池とバイオ燃料に対応したディーゼル発電機を組み合わせることにより安定的な電力供給を可能に。また、発電機で確実な電力源を確保できるため、高価な蓄電池をダウンサイジング化しながら、太陽光発電パネルの設置枚数及び減少が図れ、狭い場所でも要望に応じた発電容量のシステム設置が可能。農業用ハウスや畜舎などの畜産現場といった農業生産現場において環境性とBCP対策を兼ね備えた解決策として期待されている。
この他、バッテリー機器のラインアップとして環境性能および作業効率に優れたプロユーザー向け50Vシリーズを出展。
石の飛散を抑えアスファルトまわりの作業で高い能力を発揮するT字型バリカンをはじめ、低振動・低騒音・排ガスゼロでスマートな作業を実現する充実のラインアップで紹介すると共に、自社開発と並行して協業企業との連携による既販製品のバッテリー化にも着手。ブースでは耕うん機や歩行溝切機といった、共通バッテリーを用いた協業企業とのコンセプトモデルを展示した。
また、環境課題に対応できる合成燃料の活用により、小型屋外作業機械に搭載するエンジンにおいては、カーボンニュートラル化を目指し、3つの合成燃料(e―fuel、ETG燃料、MTG燃料)の概要について紹介した。