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アグリテクニカ紹介 帯広農機展でプレビュー

アグリテクニカ紹介 帯広農機展でプレビュー
カタリーナ・シュタスケ氏(右)と竹中専務 
 
「アグリテクニカ2023」が今年11月12~18日(プレビューディは12・13日)にドイツ・ハノーバー市内の国際見本市会場で開催される。4年ぶりの開催に先立ち、見所を紹介する「アグリテクニカプレビュー」が7月6日に国際農業機械展in帯広の会場内で行われた。アグリサプライの上村孝和代表の進行の下、主催のDLG(ドイツ農業協会)よりアジアパシフィックマネージングディレクターのカタリーナ・シュタスケ氏が来日。概要やハイライトなどを説明した。
 6月23日の段階で2400の出展申し込みがあり、40万8000㎡の展示スペース(23ホール+屋外ホール計24ホール)の割り当てが完了。前回(2019年)は53カ国2800の出展社、144カ国から45万人の来場者を記録したが、今回は40万人の来場者を見込んでいる。テーマは〝green productivity〟。生産による環境へのネガティブなインパクトを減らしつつ生産性を向上させることを意味している。
 今回、バイオメタンや水素など代替パワーを動力源としたトラクタを試運転できる〝ドライブエクスペリエンス〟や、林業機械のデモンストレーションが行われる〝ライブアリーナ〟、世界各国の中古機械の販売などが行われる〝インターナショナルディーラーセンター〟などのアトラクションを完備。各ホールに多言語インフォメーション、ホール間の無料シャトルバス、アプリを使用したテーマ別ルートの紹介も準備している。カタリーナ・シュタスケ氏は「アグリテクニカは11月にドイツ、スピンオフとして翌年の5月にタイのバンコクで予定している。ハノーバー市で開催されるアグリテクニカは農業全般の最新技術、アジア開催では、米作からフルーツが話題となるだろう」と話した。
 また、北海道農業機械工業会の竹中秀行専務理事は「我々は2018、2022年のアグリテクニカアジアに参加し、来場者に日本における収穫の様子などを動画で見て頂き、意見交換した。コロナ禍も終息に近づき、来年は普通に開催されていく流れ。今年のドイツのアグリテクニカには参加する意向だ」と話した。