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クボタ 北尾社長に聞く アグリフロントへの想い

クボタ 北尾社長に聞く アグリフロントへの想い
3月30日に行われた農業学習施設KUBOTA AGRI FRONTの開業式(本紙4月4日号既報)後、北尾裕一社長に、同施設への想いと展望を聞いた。
 
――KUBOTA AGRI FRONT(以下、クボタアグリフロント)の開業おめでとうございます。今のお気持ち を。

「開業式の挨拶でも述べたように、クボタは、KESG経営を掲げて、食料・水・環境という事業を通じて社会課題を解決することで企業価値を創出し続けることを目指している。色々なステークホルダーの皆さんと繋がりを持っていきたいと考えており、その1つがこの施設『クボタアグリフロント』だ。色々な農家の方々、子供さん達…様々な方々に会話を通じてクボタのコンセプトを伝えていき、クボタが未来の農業に対してどう貢献していくかを我々自身も考える、そんな〝創造空間〟が実現できたと、嬉しく思っている。また、私も完成した姿を今日初めて見たのだが、ボールパークと非常にマッチングしていて、球場を訪れた方に必ず立ち寄って頂きたいような建物になっている。感慨ひとしおだ」

 
――子供たちには何を感じてもらい、何を伝えていきたいですか?

「今、世の中ではコロナなど色々なことが起こっている。一方で我々は近年、食料を手に入れるのに困るような経験もなく生きてきた。ここが生きていく上での原点である〝食料〟について、小さいうちから考えていく、そんなきっかけの場所になれるのではないかと非常に楽しみにしている。子どもさんだけでなく我々も、食料、農業をどう支えていくかを改めて考えていきたいと思う。それにより未来を明るくしていければと思っている」

 

――施設園芸を選ばれた意味は?

「この施設の1つのキーが施設園芸だ。自動化しやすい、天候に左右されないなど、未来の農業の1つの解決策だと思う。プランテックさんにも入って頂き、自動野菜工場などを見て頂くこともできる。我々も実験しながら、これから日々進化していく。今日はスタートだが、これから、5年先、10年先、更に進化していく姿を見せていきたい」

 
――クボタグループとしては数年前に苫小牧にビジターセンターをオープンされ、北海道には強い意気込みを感じます。

「私も40年前にここで2年ほど駐在し、やはり日本農業を引っ張って行くのは北海道ではないかと思っている。また、北海道には、水田、畑作、酪農、様々な農業があり、広大な敷地に先進農業がどんどん入っていく。したがって北海道でこういう取組みがスタートできたのは非常に良いことと思っている。苫小牧は農業機械の展示、各種サービス、講習をやっていく。是非、農家さんには、苫小牧にもこちらにも立ち寄って頂き、一緒に将来の農業を考えていければと思う。それがひいては日本農業の発展に繋がると思う」


 ――アグリフロントのこだわり。

「スペースは限られているが、実際の機械を見せる。栽培を見せる。未来を見せる。カッコいい農業を見せたい。それが苦心した点だ。子どもさん達が、土を触る、自分の手で収穫するのは、モノを考える原点になる」

 

――北大との連携。

「6月30日のグランドオープン後、タイミングを見て、この施設から遠隔操作で北大の農場の機械を動かし、それを見せるようなイベントも検討している。北大様もいろいろな社会課題への取組みをされているので農業という観点に加えてそれらについても連携を検討している」

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