陸内協 水素エンジンテーマ 令和4年度講習会を開催

日本陸用内燃機関協会(木股昌俊会長)は2月16日、令和4年度講習会を開催した。今回も新型コロナ感染防止策として、会場の定員を制限しWebとの併催で行った。
今回は「水素エンジン開発はこうして始まった」と題しヤマハ発動機技術・研究本部AM開発統括部AM第1技術部の山田健氏が講演を行った。
山田氏は、水素エンジン開発に向けては、2015年にトヨタ自動車からの「もっと先のスーパースポーツ車の提案として、燃料電池自動車の普及によりインフラが増えてくる水素を燃料に使えるようにしておきたい」とのメールをきっかけとして、開発を開始。LFA、RC200t、GS―F、MIRAI、GR YARISなど水素エンジン開発に使用した車ごとに課題や研究内容を振り返りながら紹介。
水素エンジン搭載車両の課題については、「航続距離」だと説明。「気体水素を70MPaまで圧縮したタンク60ℓはガソリンの発熱量に換算すると、約7ℓと説明。このほかにもオイルエマルジョン化や燃焼室内錆びなどを上げ対応案などを説明した。そして、「水素はその燃焼特性を活かすことで非常に楽しく扱いやすい動力性能を引き出すことができる。脱炭素時代の単なるガソリンの置き換えではなく、まだ見ぬ内燃機関の魅力を追求しながらチャレンジを続けていく」などと語った。
今回は「水素エンジン開発はこうして始まった」と題しヤマハ発動機技術・研究本部AM開発統括部AM第1技術部の山田健氏が講演を行った。
山田氏は、水素エンジン開発に向けては、2015年にトヨタ自動車からの「もっと先のスーパースポーツ車の提案として、燃料電池自動車の普及によりインフラが増えてくる水素を燃料に使えるようにしておきたい」とのメールをきっかけとして、開発を開始。LFA、RC200t、GS―F、MIRAI、GR YARISなど水素エンジン開発に使用した車ごとに課題や研究内容を振り返りながら紹介。
水素エンジン搭載車両の課題については、「航続距離」だと説明。「気体水素を70MPaまで圧縮したタンク60ℓはガソリンの発熱量に換算すると、約7ℓと説明。このほかにもオイルエマルジョン化や燃焼室内錆びなどを上げ対応案などを説明した。そして、「水素はその燃焼特性を活かすことで非常に楽しく扱いやすい動力性能を引き出すことができる。脱炭素時代の単なるガソリンの置き換えではなく、まだ見ぬ内燃機関の魅力を追求しながらチャレンジを続けていく」などと語った。