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林業機械部が移設 ポンセ製品のサービス拡充 新宮商行

林業機械部が移設 ポンセ製品のサービス拡充 新宮商行
新宮商行(坂口栄治郎社長)は、小樽本店(北海道小樽市稲穂2―1―1)にあった林業機械部のオフィスを市内の銭函工場に移し、今月から本格的な業務をスタートさせた。日本総代理店のフィンランド・ポンセ高性能林業機械の更なるサービス充実を図るのが目的で、部品の早期発送や技術トレーニングの充実といったアフターフォローを強化していく。

 ポンセ高性能林業機械はハーベスタヘッドが適応ベースマシン13t~20tまで6モデル、ハーベスタコンプリートマシンは7モデル、フォワーダは最大積載量12t~25tまで6モデルをラインアップ。大きな故障が少ない高い信頼性が決め手となり、国内導入モデルの実績を伸ばしている。新宮商行ではポンセ製品をフルに活用できるようバックアップ体制を充実。部品在庫の充実や経験豊かなスタッフによる技術的なサポートはもちろん、遠方のユーザーに対して迅速な対応ができるよう、製品販売時に近隣業者をサービス代理店に設定するなどしてサービス・サポート体制の強化に努めている。
 こうした点をより充実させるために昨年機構改革を実施。Cranabグラップルローダーなどの林業機械については、これまで同様にデンマーク・TIMAN社のラジコン式ハンマーナイフモア「RCシリーズ」などと共に機械部が担当し、ポンセ製品は林業機械部の専属に。同社銭函工場内にある倉庫を改装して2月から業務を開始した。
 移設したのは木材部ショールームがある建物の一角。1階にポンセ部品と研修用ハーベスタヘッドH6の実機、2階にハーベスタとフォワーダのシミュレータの実機を設置。ポンセユーザーはもちろん、社内や販売店向けの技術研修トレーニング、導入を検討している林業業者への商品説明の場などに活用する予定。「移設したオフィスは最大50名のお客様を収容でき、シミュレータもフォワーダ、ハーベスタ研修を同時に行えるようになった」と案内頂いた林業機械部の守田希世人課長。
 ポンセでは全世界ルールとして部品発注から24時間以内に発送するルールがあり、国内導入モデルが拡大するにつれて増える部品の在庫管理にも磨きをかけていく。「ここに移ったもう一つの考えは未来の林業従事者の育成。学生を招待して林業体験を行うなど、機械化が進む林業の魅力も発信していきたい」。
【林業機械部の概要】▽住所:北海道小樽市銭函2―32―1▽電話番号:0134―61―1288▽FAX:0134―61―1226。

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