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諸岡、森林利用学会員を招待 最新フォワーダなど 阿見デモセンターで試乗

諸岡=諸岡正美社長、茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358=は9月30日、森林利用学会の会員を招いて本社工場の見学ならびに稲敷郡阿見町にある阿見デモセンターで同社機械の紹介を行った。10月1日つくば市で開催された森林利用学会に先立ち、学術研究会として行ったもの。諸岡社長が挨拶をし、営業本部営業企画課の中島部長が会社や機械の紹介を行った。

 同社の見学会は、森林利用学会が現地検討会を開くにあたり、同社の施設を見学したいと依頼したことで実現。オンラインでのイベントが続いている中、久々の対面によるイベント開催となった。
 開催の挨拶で諸岡社長は「最近ウッドショックという言葉を耳にするが、木材の価格が高騰し、さらに円安の影響もあり、なかなか木材が日本に入りにくくなっている。こういう時こそ日本の森林を生かすことがチャンスではないかと考えており、我々も日本の林業に深く関わることで、温暖化対策やCO2対策などに貢献していきたい」と話した。続いて中島部長が同社の研究事例や開発・実証事業を紹介。同社の自動運転の早期実用化に向けたセンシング技術の高度化、LiDARやGNSSを活用し、森林作業道の高精度3Dマップを作製といった取組や、GISとの連携で効果的な林道管理を目指していくことを説明した。
 その後、本社工場の見学と阿見デモセンターの見学を行った。デモセンターでは、ラジコン操作も行えるMST―1000VDLを投入。試乗した林野庁森林整備部研究指導課技術開発推進室技術開発班の伊藤林業イノベーション推進係長は「フォワーダを運転するのは初めて。乗っていて地面の凹凸を感じながら操作したが、ラジコン操作だと地面の状況がわからないので難しいのではないかと思った。自分が運転したのは2本レバーだったので、直感的に操作ができるので運転しやすかった」と熱く語っていた。