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「気にする」が4割 環境に配慮した農産物 日本公庫

農産物の購入時、環境に配慮した農産物・食品(農薬や化学肥料の使用を控えて生産された農産物や有機栽培で生産された農産物など)について、購入時に「気にかけている」とした消費者が4割程度に上ることが日本政策金融公庫(日本公庫)の調査で分かった。日本公庫が行った消費者動向調査(令和4年7月調査)の特別調査によるもの。調査はインターネットにより全国の20代から70代の男女計2000人を対象とした。
 それによると、農産物購入時、農薬や化学肥料の使用を控えて栽培された農産物かどうかを「いつも気にかけている」との回答は6・6%、「ある程度気にかけている」が30・8%となり、これらをあわせた「気にかけている」とする回答は37・4%となった。年代別では60代が44%、70代は59・4%と平均と比べ高い結果となった。「気にかけている」理由としては、「食べる人の健康に配慮しているから」70・7%、「生産者の思いや考えに共感しているから」48・5%、「動植物の生態系への影響が少ないから」が44・8%となっている。
 環境に配慮した農産物・食品の購入についての考えは、「一般の商品と同等の価格なら購入したい」が50・3%と半数を占めた。年代別では、60~70代は「時々であれば少し割高でも購入したい」が4割を超えたほか、20代は「価格を気にせず購入したい」が7・2%と他の世代よりも比較的高い回答割合となった。
 環境に配慮した農産物・食品の購入促進のために、消費者が生産者や食品企業等に期待する取組について、「大いに期待する」「やや期待する」とした回答は「過剰な包装・サービスを行わない」が77・3%と最も多く、次いで「量り売りでの販売や規格外の農産物・商品も積極的に提供する」が71・4%などとなった。
 なお、加工食品については購入時、環境に配慮しているかを「気にかけている」との回答は25・7%。年代別では、特に70代が4割を超えており、特に高い結果となっている。

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