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和同産業 80㎏まで運搬可能 電動木材運搬車を参考出品

和同産業=照井政志社長、岩手県花巻市実相寺410=は8月25~27日まで岩手県滝沢市のアピオで行われた岩手県全国農業機械実演展示会で売出中のロボット草刈機ロボモア「KRONOS(クロノス)」の実演と共に、現在開発中の小規模林業向け電動木材運搬車を参考出品した。
 電動木材運搬車は伐採した木材を引きずって搬出することができる。定格出力550Wモーターを搭載し、牽引可能なサイズは80㎏(直径300㎜×4m程度の木材)で、登坂角度は25度。約1時間の連続運転が可能。その他、木材を安全・安心に運び出すために搭載した機能は次の通り。
 ▽専用ターンテーブル=左右各63度に動くので、木材を保持しながらの方向転換が可能。木材はのこぎり状の滑り止めと付属のラッシングベルトで保持▽電源連動式駐車ブレーキ=電源OFF時は電磁ブレーキによりクローラを固定して滑り落ちを抑制▽急発進制御=走行レバーを急に握っても緩やかに加速。走行中の前後切り替えスイッチ操作時も急激な走行を制御する。
 以上の点から伐採から搬出・出荷まで自力で行なう自伐林家向きの製品で、荷物の運搬にも使えるので、苗木や鹿よけネットなどを運ぶ運搬機械としても活用できそう。今回は荷物を入れるためのカゴを設置して展示していた。同機は2023年発売予定。

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