農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

受付時間 平日9:30~17:00

TEL 03-3831-5281

毎週 火曜日発行
 >  > 持続可能な施設園芸 東京大会3年ぶりに講演等開催 全野研

持続可能な施設園芸 東京大会3年ぶりに講演等開催 全野研

全国野菜園芸技術研究会(渋谷忠宏会長)は、8月18日に「第65回全国野菜園芸技術研究会東京大会」を、東京農業大学世田谷キャンパスにおいて3年ぶりに開催した。
 同大会は、全国の野菜生産者が一堂に会し、消費者・実需者に信頼される安心・安全で品質の良い野菜の安定生産を図り、自らの野菜園芸経営や産地を持続的なものにするために開かれ、今回は「ニューノーマル時代の持続可能な施設園芸」がテーマ。講演会場では野菜生産における土壌分析、野菜生産者や直売所での販売方法、消費者の需要の読み取り方などの講演・事例報告会が行われた。また、講演会場のロビーでは、機器・資材・種苗の展示ブースが設置され、各メーカー一押しの商品に参加者の関心が集まっていた。
 式典の冒頭、挨拶に立った渋谷会長は、「昨年より重油が高騰し、諸材料も上がってきている。農業経営が厳しくなったという声も聞かれる。私たち農家からすると、少しでも導入価格が安く、安価で、耐久性の優れた製品・資材等を求めている。そういうものができ上がるには、農家同士のいろいろな情報交換が必要だということで、今まで以上に強い結束が必要となってくる。全野研としても、一軒の取りこぼしもなく、全農家が対応できるように尽力していく」などと話した。
 続いて来賓として東京農業大学の江口文陽学長、農水省の安岡澄人生産振興審議官が祝辞を述べた。
 大会では、最初に基調講演として農水省農産局園芸作物課が、園芸施設におけるみどりの食料システム戦略の実現に向けた取組の紹介、解説を行った。続いて東京農業大学名誉教授で全国土の会の後藤逸男会長がこれからの土づくりで必要なこととして、健康な土づくりの必要性を提唱した。
 そのほか三件の事例発表も行われた。

関連記事

〝チャレンジ〟掲げ新生諸岡始動 35年ぶり社長交代 海外、国内林業部門強化へ

〝チャレンジ〟掲げ新生諸岡始動 35年ぶり社長交代 海外、国内林業部門強化へ

アイデック 安全講習会で講演 安全な草刈りをサポート

アイデック 安全講習会で講演 安全な草刈りをサポート

ビコンジャパン GPS連動型スマート農機 畑作「三種の神器」 機能拡張しより使いやすく

ビコンジャパン GPS連動型スマート農機 畑作「三種の神器」 機能拡張しより使いやすく

サタケに知財功労賞 商標を活用した戦略評価

サタケに知財功労賞 商標を活用した戦略評価