農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

ビコンジャパン＝古田森社長、北海道千歳市上長都１１２１―２＝は、今シーズン〝イノベーション〟をスローガンに、従来商品を更に高性能化した数々の商品を紹介している。今回は、①１７０PSクラスのトラクタで使用が可能なバタフライモアコンと、②ネットに代えてラップフィルムでバインディングするコンビネーションベーラーの２機種を紹介する。

【ビコン・バタフライモアコンディショナーＥＸ６８７ＳＴ】軽量設計で機動力に富んだ新型バタフライモアコン。フロントモアコンとのコンビ作業では、これまで２００馬力以上のトラクタが必要だったが、１７０PSクラスで使用可能な軽量設計モデルの誕生だ。
　①定評あるスチール製セミスィングタインの採用により、耐久性に優れ、低馬力で確実にコンディショニングを行う。また、石や障害物が混入した際は後方へ逃げ、本機を保護する。
　②接地圧調整は、スプリング式で簡単に思い通りの調整が可能。
　③スプレディング装置を標準装備しており、同モードを使用することで、刈り取り同時拡散が行え、乾燥を促進する。
《仕様諸元》作業幅8.7ｍ（フロントモアコンは別売）、推奨トラクタは１７０PS～。
【クーン・ベールパック／フィルムバインディング仕様】ベーラー＋ラッパーのコンビネーション機「ベールパック」に、ネットに代わりラップフィルムでバインディングを行うモデルが新登場。
　①バインディングに使用するフィルムは通常の７５０㎜のラップフィルム。従来他社の様な特殊サイズのフィルムロールは使用しない。
　②チャンバー内で円筒部分をネットに代えラップフィルムできつく巻き上げることで、サイレージベールの気密性を高め、品質向上に繋がる。
　③開梱時に、牧草が絡まりがちなネットと異なり、簡単に剥がせ、また、フィルムとの分別も不要。
　④両モデルともＩＳＯＢＵＳ仕様となっており、ＫＵＨＮオリジナルのボックス以外でも、ＩＳＯＢＵＳ規格ターミナルで操作が可能。
《仕様諸元》ＶＢＰ３１６５ＦＢ、ベルト芯巻き方式、最大ベール径Φ１６０㎝／ＦＢＰ３１３５ＦＢＰ、ローラー外巻き式、ベール径Φ１２５㎝。
　バタフライモアコン、ベールパック共に、本機説明と作業動画をＳＮＳ上で公開中。同社ＨＰの商品動画サイトからアクセスを。（http://www.viconjapan.com/）