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法人向け中古農機具 鳥取・茨城で展示即売 マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズ=小林泰士社長、東京都中央区京橋=は、中古農機具需要の高まりを受け、法人向けの中古農機具専門の展示即売会を鳥取市・結城市(茨城県)の2カ所で開始した。6月9日(木)には鳥取リユースセンターで実施し、県外からも来場するなど中古農機の需要の高まりを実感するものとなった。また、7月14日(木)には北関東リユースセンター=山本宏毅センター長、茨城県結城市新矢畑2―8=でも実施する。
 展示即売会では「法人販売店に好まれる年式が新しい農機具の他に、20~30馬力で数十万円の、エントリー層に人気の国産農機具を多数展示する予定。この取り組みは、農機具の仕入れが困難になってきた農機具販売店の仕入れ機会創出と、ひいては新規就農検討者の経済的負担軽減にもつながる」という。
 同社では、中古農機具の需要が高まっている背景として、急激に円安が進み、農機具の原材料高騰や物流費用の価格上昇がおき、メーカーが販売する農機具の定価が高くなっていることが要因とみている。
 加えて、米などの作物価格の低下に伴って売り上げが減少した農家では、農機具の買い替え時に新品ではなく、中古農機具の購入を検討するケースが増えている。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が多様な働き方や減収などを生み出し、副業として農業に関心を持つ人が増加している。
 最近では「新規就農のために中古農機具を探しており、見学に訪れたい」という要望が同社にも多く寄せられているという。
 一方で、法人販売店からは「中古農機具の仕入れが難しくなってきた」という声も寄せられていることから、まずは法人を対象に中古農機具専門の展示即売会を実施することにした。

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