FOOMA2022で見た 自動化・省人化・衛生の追求
6月7日~10日、東京ビッグサイトで開催された『FOOMA JAPAN2022』。出展社数は過去最高の874社。マスク着用、試食の提供も困難ながら、来場者は多く、新しい技術や商品を見極めようとする真剣な眼差しで会場は熱気に包まれた。農機関連業界からも数多くの企業が出展。各種セミナーも盛況だった。食品工場には益々衛生と省力化が求められる。毎年のことだが、その進化は止まることがないと感じた。以下、農機関連業界の出展企業の一部を紹介する。順不同。
【クボタ】グループ企業のクボタメンブレン㈱が膜分離装置「液中膜」を出展。沈殿槽での処理に課題を持つ企業に安定した処理水質を提案。既存施設を活用した処理能力UPも可能であるとPRした。
「排水処理で活用されている膜分離装置『液中膜』は全世界に6500件超の実績を有し、①高度処理②再利用可能な処理水③省スペースという3つのメリットで、ユーザーの排水処理の悩みを解決しています」と担当者。製品のメンテナンスでは「保証契約システム」も採用してもらう事で、安心の長期維持管理サポートも提供可能だ。
【タイガーカワシマ】食品工場などで存在感を高めている食品洗浄機アクアウォッシュシリーズなどとともに初披露したのが低圧シャワーコンベア「アクアスプラッシュ」だ。一番のポイントはズバリ高い洗浄力。独自配列によるノズルから噴射する低圧シャワー水が、食品の凹凸にムラなく入り込んで洗い残しや傷つきを防ぎつつ、しつこい汚れも確実に落とす仕組みになっており、根菜類や果菜類の洗浄に最適な製品となっている。製品の後ろには、自社で試験した結果である〝96%異物除去〟の文字が。実演を交えてPRした川島社長も手ごたえを感じていた。
【東明テック】簡単にドライフードが作れる家庭用食品乾燥機や、1度に多くの乾燥ができる業務用食品乾燥機などを展示。ブースでは、業務用の小型食品乾燥機「マレンギPS―1000A」を実演。野菜や果物をトレーに乗せて乾燥する様子を見せた。同機は近赤外線ランプにより、天日干しに近い状態で仕上がり色も鮮やか。トレーは丸型で、稼働中は回転するためムラなく乾燥できる。家庭用食品乾燥機は、「プチマレンギ」を出展。スケルトンで乾燥状態が分かりやすい。他に、煙や臭いを吸い込み油跳ねの少ない一人焼肉鍋やブレンダーなども出展した。
【上根精機工業】ロングヒット商品の「自動餅のし機/KN―3」をはじめ、少量小袋商品作りに特化した「小袋計量機/SSP」、金属異物除去の強い味方「高磁力マグネット/KMシリーズ」など多彩な製品を展示した。
その中から着目したのが、気温も湿度も高くなるこの時期から発生して米びつや米袋の中に侵入するコクゾウムシ対策商品「TOR―ZO(トル・ゾ)」だ。場所を選ばないコンパクト設計で、専用の誘虫剤が侵入したコクゾウムシを面白いように引き寄せ強力な粘着シートでキャッチ。置くだけで効果を発揮する単純明快な商品だ。
【大和製衡】実際に機器を導入したシーンを想像しやすいようライン展示で各機器を紹介。同社が得意とする「定量計量」の技術を集約した組合せ計量機「データウェイ」は確実な歩留まり向上が期待できる計量機。同じ分量の原材料で生産数を増やすことができ、材料を無駄にすることなく、目標重量値に限りなく近い分量を計量できる。また、人手不足が課題となる食品工場の作業現場の改善対策として、人型協働ロボット「Foodly」と同社の計量機「TSD―N3」の供給システムを実演。ロボットがてきぱきと作業する姿に人だかりができていた。
【西村機械製作所】ウクライナ情勢を背景に小麦の需給が厳しくなる中、米粉や米粉製粉機に関心が高まっている。ブースでは「米粉製粉コーナー」を設け、同社の米粉製粉機「フェアリーパウダーミル」を紹介。高品質な米粉を自家製粉できるコンパクトな卓上製粉機で、超高速気流を使って短時間で微粉砕するため、澱粉損傷を最小限に抑え、きめ細かく粒の大きさが均一な米粉が出来上がる。創業以来、一貫して米粉の研究と製粉技術の開発に取り組んできた同社。西村社長は「米粉需要全体の底上げを目指しレシピ開発にも力を入れていきたい」と話していた。
【クボタ】グループ企業のクボタメンブレン㈱が膜分離装置「液中膜」を出展。沈殿槽での処理に課題を持つ企業に安定した処理水質を提案。既存施設を活用した処理能力UPも可能であるとPRした。
「排水処理で活用されている膜分離装置『液中膜』は全世界に6500件超の実績を有し、①高度処理②再利用可能な処理水③省スペースという3つのメリットで、ユーザーの排水処理の悩みを解決しています」と担当者。製品のメンテナンスでは「保証契約システム」も採用してもらう事で、安心の長期維持管理サポートも提供可能だ。
【タイガーカワシマ】食品工場などで存在感を高めている食品洗浄機アクアウォッシュシリーズなどとともに初披露したのが低圧シャワーコンベア「アクアスプラッシュ」だ。一番のポイントはズバリ高い洗浄力。独自配列によるノズルから噴射する低圧シャワー水が、食品の凹凸にムラなく入り込んで洗い残しや傷つきを防ぎつつ、しつこい汚れも確実に落とす仕組みになっており、根菜類や果菜類の洗浄に最適な製品となっている。製品の後ろには、自社で試験した結果である〝96%異物除去〟の文字が。実演を交えてPRした川島社長も手ごたえを感じていた。
【東明テック】簡単にドライフードが作れる家庭用食品乾燥機や、1度に多くの乾燥ができる業務用食品乾燥機などを展示。ブースでは、業務用の小型食品乾燥機「マレンギPS―1000A」を実演。野菜や果物をトレーに乗せて乾燥する様子を見せた。同機は近赤外線ランプにより、天日干しに近い状態で仕上がり色も鮮やか。トレーは丸型で、稼働中は回転するためムラなく乾燥できる。家庭用食品乾燥機は、「プチマレンギ」を出展。スケルトンで乾燥状態が分かりやすい。他に、煙や臭いを吸い込み油跳ねの少ない一人焼肉鍋やブレンダーなども出展した。
【上根精機工業】ロングヒット商品の「自動餅のし機/KN―3」をはじめ、少量小袋商品作りに特化した「小袋計量機/SSP」、金属異物除去の強い味方「高磁力マグネット/KMシリーズ」など多彩な製品を展示した。
その中から着目したのが、気温も湿度も高くなるこの時期から発生して米びつや米袋の中に侵入するコクゾウムシ対策商品「TOR―ZO(トル・ゾ)」だ。場所を選ばないコンパクト設計で、専用の誘虫剤が侵入したコクゾウムシを面白いように引き寄せ強力な粘着シートでキャッチ。置くだけで効果を発揮する単純明快な商品だ。
【大和製衡】実際に機器を導入したシーンを想像しやすいようライン展示で各機器を紹介。同社が得意とする「定量計量」の技術を集約した組合せ計量機「データウェイ」は確実な歩留まり向上が期待できる計量機。同じ分量の原材料で生産数を増やすことができ、材料を無駄にすることなく、目標重量値に限りなく近い分量を計量できる。また、人手不足が課題となる食品工場の作業現場の改善対策として、人型協働ロボット「Foodly」と同社の計量機「TSD―N3」の供給システムを実演。ロボットがてきぱきと作業する姿に人だかりができていた。
【西村機械製作所】ウクライナ情勢を背景に小麦の需給が厳しくなる中、米粉や米粉製粉機に関心が高まっている。ブースでは「米粉製粉コーナー」を設け、同社の米粉製粉機「フェアリーパウダーミル」を紹介。高品質な米粉を自家製粉できるコンパクトな卓上製粉機で、超高速気流を使って短時間で微粉砕するため、澱粉損傷を最小限に抑え、きめ細かく粒の大きさが均一な米粉が出来上がる。創業以来、一貫して米粉の研究と製粉技術の開発に取り組んできた同社。西村社長は「米粉需要全体の底上げを目指しレシピ開発にも力を入れていきたい」と話していた。