農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

農水省は６月８日、「令和４年度病害虫発生予報第３号」を発表した。水稲では、縞葉枯病（ヒメトビウンカ）の発生が北関東及び東海の一部の地域で多くなる。野菜では、ねぎのべと病の発生が、北関東、北陸及び中国の一部の地域で多くなる。果樹では、果樹カメムシ類の発生が北東北、北関東、近畿及び四国の一部の地域で多くなる。
【水稲】▽イネミズゾウムシ＝北東北で「多い」、南東北、甲信、東海、近畿、四国、九州で「やや多い」▽いもち病＝四国で「多い」、東海、近畿、中国で「やや多い」▽縞葉枯病（ヒメトビウンカ）＝北関東、東海で「多い」、南九州で「やや多い」。
【野菜・花き】▽いちご＝アブラムシ類が北九州で「多い」、南関東、中国で「やや多い」。うどんこ病が南九州で「多い」、東海、近畿、四国で「やや多い」。炭そ病が北九州で「多い」、南関東、中国、四国で「やや多い」▽きゅうり＝アザミウマ類が四国で「多い」、南関東、甲信、北陸で「やや多い」。コナジラミ類が北関東で「多い」、南関東、北陸で「やや多い」。褐斑病が北関東で「多い」、中国で「やや多い。べと病が北関東、近畿、南九州で「やや多い」▽トマト＝コナジラミ類が関東で「多い」、北陸、北九州で「やや多い」▽なす＝ハダニ類が南関東、甲信、近畿で「やや多い」▽ねぎ＝アザミウマ類が南関東、四国で「多い」、北陸、近畿、中国で「やや多い」。さび病が関東で「多い」、北陸、近畿、中国で「やや多い」。べと病が北関東、北陸、中国で「多い」▽アブラナ科全般＝コナガが北海道、北東北で「多い」、北陸、近畿で「やや多い」▽きく＝白さび病が四国で「多い」、南東北、近畿で「やや多い」▽作物共通＝オオタバコガが東海で「多い」、南関東、四国で「やや多い」。
【果樹・茶】▽かき＝カイガラムシ類が東海で「多い」、四国で「やや多い」▽かんきつ＝黒点病が近畿、中国、四国で「やや多い」▽なし＝アブラムシ類が関東、北陸、南九州で「やや多い」。シンクイムシ類が北関東、東海で「多い」、南関東、北陸で「やや多い」。ハダニ類が南関東で「多い」、南東北で「やや多い」。黒星病が南関東、北陸、中国、南九州で「多い」、北関東、近畿で「やや多い」。黒斑病が近畿で「多い」、北陸で「やや多い」▽ぶどう＝べと病が北九州で「多い」、甲信、近畿、中国で「やや多い」▽もも＝シンクイムシ類が南東北、中国、四国で「やや多い」。せん孔細菌病が四国で「多い」、近畿で「やや多い」▽果樹全般＝果樹カメムシ類が北東北、北関東、近畿、四国で「多い」、南関東、東海、中国、南九州で「やや多い」▽茶＝チャノホソガが南関東、東海、九州で「やや多い」。ハマキムシ類が南関東、東海、南九州で「やや多い」。炭そ病が東海、南九州で「多い」、北九州で「やや多い」。