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22年日本農業工学会賞 土壌センサ 搭載型可変施肥田植機研究など

2022年度日本農業工学会(野口伸会長)フェロー・学会賞・新農林社賞の授賞式が5月14日、東京大学弥生キャンパスでリモート含むハイブリッド形式で開催され、日本農業工学会賞8名が表彰、フェロー23名が称号授与された。授与式の後、学会賞受賞者8名の講演会も行われた。
 開会の挨拶で野口伸会長(北海道大学教授)は「今年度は2年ぶりに会しての開催。今日は、農業工学の面白さと魅力を学んで欲しい」と述べた。
【学会賞受賞者】以下、推薦学会=受賞者(所属機関・職名):業績の順。
 ▽生態工学会=白石文秀(九州大学大学院農学研究院教授):数式モデリングを根底に置く科学反応プロセスの開発▽日本生物環境工学会=羽藤堅治(愛媛大学大学院農学研究科教授):生物環境工学におけるICTに関わる研究▽日本農業気象学会=本條毅(千葉大学大学院園芸学研究院教授):都市緑地の熱的効果及びヒートアイランド現象に関する研究▽農業施設学会=森山英樹(農研機構農村工学研究部門上級研究員):温室の気象災害低減に関する研究▽農業情報学会=吉田智一(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構元・農業技術革新工学研究センター革新工学研究監):分散協調スキームによる営農管理情報システムの開発▽農業食料工学会=森本英嗣(鳥取大学農学部生命環境農学科准教授):スマート農業に資する土壌センサ搭載型可変施肥田植機に関する研究▽農業農村工学会=溝口勝(東京大学大学院農学生命科学研究科教授):農業農村地域におけるDXのための先導的研究▽農村計画学会=山路永司(東京大学名誉教授):水田農業地域持続のための農村計画論の確立と国際展開。
 講演会で山路氏は大区画水田の研究とそこでの稲作・それを応用したべトナムでのプロジェクトを説明。乳苗・疎植と間断灌漑による土壌水分の制御を基本とするSRIが地球環境に優しい、ほ場の均平で更なる収量増大が可能と述べた。また森本氏は、土壌センサ搭載型可変施肥田植機開発の原点を話した(関連記事11面)。

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