穀粒判別器と連動し機械鑑定一度に 「米鑑定ユニット」 サタケが５月１日発売
サタケ（松本和久社長、広島県東広島市西条）は、玄米の容積重及び水分の農産物検査に使用する機器として、農水省による仕様確認を受けた「米鑑定ユニットＲＴＱＩ１０００Ａ」を５月１日から発売する。機械鑑定を活用する７項目のうち２項目を自動で測定でき、別売りの穀粒判別器と連動すれば令和４年産米から適用される検査規格７項目全てを自動で行える。
農水省は、国内産水稲うるち玄米の農産物検査において機械鑑定を前提とした新たな検査規格を策定し、令和４年産米から適用される。現状の目視を中心とした検査では、検査人員の確保など検査現場の負担が増大しており、新たな検査規格では機械鑑定を活用することで省力化された合理的な検査を目指している。
これを受けてサタケでは、機械鑑定を活用する７項目のうち、２項目を自動で測定する装置として米鑑定ユニットを開発した。さらに別売の穀粒判別器と連動することで、７項目全ての検査を自動で行うことができる。
穀粒判別器と連動した米鑑定ユニットは、投入口にサンプルを入れて測定ボタンを押すと、容積重計、水分計、穀粒判別器に自動で適量のサンプルを供給し容積重、水分、白未熟粒、死米、胴割粒、砕粒、着色粒を同時に測定する。操作が容易でサンプルの前処理も不要なため、熟練度を問わず誰が操作しても結果は変わらない。検査にかかる手間と時間も大幅に減らすことができ、検査現場の負担を軽減する。
米鑑定ユニットのメーカー希望小売価格（税込）は55万円、別売の穀粒判別器71万５０００円とのセットは１１５万５０００円。２０２２年５月１日発売、８月出荷予定で、主に全国のＪＡや精米工場など農産物登録検査機関へ初年度２００台の販売を見込む。
【米鑑定ユニットＲＴＱＩ１０００Ａの詳細】①機械鑑定を活用する７項目全ての検査項目を自動で検査＝農水省が策定する検査規格９項目のうち、「異種穀粒」と「異物」の２項目は目視判定が必要だが、容積重、水分、白未熟粒、着色粒、死米、胴割粒、砕粒の７項目において機械による鑑定を行うことができるようになる。同機は容積重、水分の農産物検査に使用する機器として農林水産省による仕様確認を受けた。また、別売の穀粒判別器と連動することで７つの項目すべてを自動で検査できる。
②迅速な測定＝別売の穀粒判別器と連動し、米鑑定ユニットの投入口へサンプルを投入するだけで３つの測定部へサンプルが自動供給され、７つの検査項目全てを同時に測定する。前処理も不要なためスピーディーに測定を行える。同機では1回の測定で約１分、検査規格で規定されている３回の測定は約３分となり、既存製品に比べ手間も少なく誰が操作しても結果は変わらず、迅速に測定できる③使いやすさ＝検査用のサンプルは前処理が不要で、付属のカップを使い、投入口に入れるだけで検査できる。サンプル投入→測定→サンプル回収の簡単３ステップ操作。７インチの大きな画面にシンプルなボタンで操作がしやすく、検査結果も見やすくなっている。測定データはＵＳＢメモリに出力できるので、簡単に一元管理が可能。また、連動した穀粒判別器の内蔵プリンターを使い、結果の印刷ができる。
【穀粒判別器について】穀粒判別器も着色粒、死米、胴割粒、砕粒、白未熟粒を検査する装置として、農水省による仕様確認を受けた。新たな鑑定項目の白未熟粒は、これまでの穀粒判別器の白未熟粒の定義（乳白粒・心白粒・基部未熟粒・背白粒・腹白粒いずれかに該当するもの）とは異なり、白色不透明な部分の大きさが粒平面の２分の1以上のものと定義され、この変更に対応している。
２０２２年７月までに出荷した穀粒判別器（ＲＧＱＩ１００Ｂ、同Ａ、同Ａ＿ＭＯＤＩＦＩＥＤ ＲＧＱＩ90Ａ）は、精度維持点検によるソフトのバージョンアップ（ソフトＶｅｒ．２２０５０１＿００００以降）を行うことにより米鑑定ユニットとの連動が可能となる。
【米鑑定ユニットの仕様】▽製品名＝米鑑定ユニット▽型式＝ＲＴＱＩ１０００Ａ▽測定対象＝国内産水稲うるち玄米、国内産水稲うるち精米▽サンプル量＝約０・34ℓ／回（最大３回測定約１ℓ）▽測定時間＝約１分／回（最大３回測定約３分）▽測定項目①玄米＝容積量、水分②精米＝容積量、水分▽測定範囲①容積量＝６５０～１０００ｇ／ℓ②水分＝11・０～18・０％▽表示・操作器＝７インチカラー液晶タッチパネル▽外部端子＝ＵＳＢ（Ａ）×２口※穀粒判別器（別売品）と接続した場合、空き端子は１口となる▽保存件数＝１００００件（数値データ）▽定格電圧＝ＡＣ１００Ｖ±10％・50Hz／60Hz・消費電力１８０Ｗ▽使用周囲環境＝温度５～40℃、湿度85％以下。ただし結露が無いこと※使用周囲環境温度が低いと低水分域（12・５％以下）の水分測定精度が低下する可能性がある。低水分域（12・５％以下）を測定する場合は温度20℃以上、湿度60％程度での使用を推奨▽保存周囲環境＝温度-10～50℃、湿度85％以下。ただし結露が無いこと▽寸法＝幅４５０㎜×奥行４１０㎜×高さ６７０㎜（突起部は含まない）▽質量＝27・６㎏▽付属品＝排出カバー、電源コード、ＵＳＢケーブル、ＵＳＢ端子カバー、ヒューズ２種、ビニールカバー、サンプルカップ（１ℓ）、水分計スプーン、分銅（２００ｇ）。
農水省は、国内産水稲うるち玄米の農産物検査において機械鑑定を前提とした新たな検査規格を策定し、令和４年産米から適用される。現状の目視を中心とした検査では、検査人員の確保など検査現場の負担が増大しており、新たな検査規格では機械鑑定を活用することで省力化された合理的な検査を目指している。
これを受けてサタケでは、機械鑑定を活用する７項目のうち、２項目を自動で測定する装置として米鑑定ユニットを開発した。さらに別売の穀粒判別器と連動することで、７項目全ての検査を自動で行うことができる。
穀粒判別器と連動した米鑑定ユニットは、投入口にサンプルを入れて測定ボタンを押すと、容積重計、水分計、穀粒判別器に自動で適量のサンプルを供給し容積重、水分、白未熟粒、死米、胴割粒、砕粒、着色粒を同時に測定する。操作が容易でサンプルの前処理も不要なため、熟練度を問わず誰が操作しても結果は変わらない。検査にかかる手間と時間も大幅に減らすことができ、検査現場の負担を軽減する。
米鑑定ユニットのメーカー希望小売価格（税込）は55万円、別売の穀粒判別器71万５０００円とのセットは１１５万５０００円。２０２２年５月１日発売、８月出荷予定で、主に全国のＪＡや精米工場など農産物登録検査機関へ初年度２００台の販売を見込む。
【米鑑定ユニットＲＴＱＩ１０００Ａの詳細】①機械鑑定を活用する７項目全ての検査項目を自動で検査＝農水省が策定する検査規格９項目のうち、「異種穀粒」と「異物」の２項目は目視判定が必要だが、容積重、水分、白未熟粒、着色粒、死米、胴割粒、砕粒の７項目において機械による鑑定を行うことができるようになる。同機は容積重、水分の農産物検査に使用する機器として農林水産省による仕様確認を受けた。また、別売の穀粒判別器と連動することで７つの項目すべてを自動で検査できる。
②迅速な測定＝別売の穀粒判別器と連動し、米鑑定ユニットの投入口へサンプルを投入するだけで３つの測定部へサンプルが自動供給され、７つの検査項目全てを同時に測定する。前処理も不要なためスピーディーに測定を行える。同機では1回の測定で約１分、検査規格で規定されている３回の測定は約３分となり、既存製品に比べ手間も少なく誰が操作しても結果は変わらず、迅速に測定できる③使いやすさ＝検査用のサンプルは前処理が不要で、付属のカップを使い、投入口に入れるだけで検査できる。サンプル投入→測定→サンプル回収の簡単３ステップ操作。７インチの大きな画面にシンプルなボタンで操作がしやすく、検査結果も見やすくなっている。測定データはＵＳＢメモリに出力できるので、簡単に一元管理が可能。また、連動した穀粒判別器の内蔵プリンターを使い、結果の印刷ができる。
【穀粒判別器について】穀粒判別器も着色粒、死米、胴割粒、砕粒、白未熟粒を検査する装置として、農水省による仕様確認を受けた。新たな鑑定項目の白未熟粒は、これまでの穀粒判別器の白未熟粒の定義（乳白粒・心白粒・基部未熟粒・背白粒・腹白粒いずれかに該当するもの）とは異なり、白色不透明な部分の大きさが粒平面の２分の1以上のものと定義され、この変更に対応している。
２０２２年７月までに出荷した穀粒判別器（ＲＧＱＩ１００Ｂ、同Ａ、同Ａ＿ＭＯＤＩＦＩＥＤ ＲＧＱＩ90Ａ）は、精度維持点検によるソフトのバージョンアップ（ソフトＶｅｒ．２２０５０１＿００００以降）を行うことにより米鑑定ユニットとの連動が可能となる。
【米鑑定ユニットの仕様】▽製品名＝米鑑定ユニット▽型式＝ＲＴＱＩ１０００Ａ▽測定対象＝国内産水稲うるち玄米、国内産水稲うるち精米▽サンプル量＝約０・34ℓ／回（最大３回測定約１ℓ）▽測定時間＝約１分／回（最大３回測定約３分）▽測定項目①玄米＝容積量、水分②精米＝容積量、水分▽測定範囲①容積量＝６５０～１０００ｇ／ℓ②水分＝11・０～18・０％▽表示・操作器＝７インチカラー液晶タッチパネル▽外部端子＝ＵＳＢ（Ａ）×２口※穀粒判別器（別売品）と接続した場合、空き端子は１口となる▽保存件数＝１００００件（数値データ）▽定格電圧＝ＡＣ１００Ｖ±10％・50Hz／60Hz・消費電力１８０Ｗ▽使用周囲環境＝温度５～40℃、湿度85％以下。ただし結露が無いこと※使用周囲環境温度が低いと低水分域（12・５％以下）の水分測定精度が低下する可能性がある。低水分域（12・５％以下）を測定する場合は温度20℃以上、湿度60％程度での使用を推奨▽保存周囲環境＝温度-10～50℃、湿度85％以下。ただし結露が無いこと▽寸法＝幅４５０㎜×奥行４１０㎜×高さ６７０㎜（突起部は含まない）▽質量＝27・６㎏▽付属品＝排出カバー、電源コード、ＵＳＢケーブル、ＵＳＢ端子カバー、ヒューズ２種、ビニールカバー、サンプルカップ（１ℓ）、水分計スプーン、分銅（２００ｇ）。
