農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

　アテックス（村田雅弘社長）は、草刈りはエンジンで走行はモーターの、ハイブリッド草刈機「神刈ＲＪ７００Ａ」をモデルチェンジ、スマホで走行操作、エンジン始動が行える「ＲＪ７０３」、「同Ｗ」（防水プロポ仕様）の発売を５月から開始する。プロポでの走行操作だけでなく、オートチョークの切替えやメンテンナンスにも役立つ。本機はＮＥＴＩＳに登録。

　　アテックス＝愛媛県松山市衣山１―２―５＝は発売中のハイブリッドラジコン草刈機をモデルチェンンジ、新機能でスマホ操作可能な「神刈ＲＪ７０３」「同Ｗ」を開発。
　５月から市場投入する。
　大きな特長は、スマホ通信で、本機の走行操作やエンジン始動が行えるところ。また、取扱説明書やパーツリスト、サービスマニュアルの閲覧も可能。本機のメンテナンス時期になると、アプリ内で通知が届き、その後もメンテナンス実施履歴や、メンテナンス後の使用時間が確認できる。
　機械の状態は、常に３色のＬＥＤで確認でき、青はプロポ送信機の受信状態がわかり、消えた場合は電池切れで走行停止する。オレンジは傾斜状態が分かり、40度以上はＬＥＤ、45度以上はＬＥＤとブザーで警告する。
　赤は故障による機械の停止。異常停止した場合、赤ＬＥＤが点滅して知らせる。
　このほか、本機側でしかできなかったオートチョークの切替えがプロポから行える。セキュリティ対策も万全で、接続用のパスコードを設定することで、他のスマホからのアクセスをシャットアウト。プロポ操作中に、スマホで操作されることはない。スマホ操作での最高速度は1.5㎞／ｈ。
　メンテナンスも容易でエンジンカバーフルオープン・アワメータ標準装備・バッテリ残量５段階表示・刈刃交換工具付き。オプションも飛散防止のガードチェーンＳＥＴ、パトランプＳＥＴ、プロポガードＳＥＴ、キャリーＳＥＴと充実している。
　本機の刈幅は７００㎜で刈高は45～95㎜。小売価格はＲＪ７０３＝３９０万５０００円、同Ｗ＝４２３万５０００円。