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クボタの2022年新製品⑤ クボタアグリガイダンス、WATARAS

クボタ機械事業本部(渡邉大本部長)は1月19日、2022年上期新製品13機種を発表した。本紙では回を分けこれを紹介する。今回は関連商品として、機能・操作性を向上させた農業用GPSシステム「クボタアグリガイダンス」と、ラインアップを追加したほ場管理システム「WATARAS」直接通信(LTE―M)型。★印は新機能。価格は全て税込み。

【クボタアグリガイダンス】発売型式KAG2(1型式)。
《開発のねらい》クボタは農業用GPSガイダンスシステムとして2014年に安価タイプ「GPAS」、2016年にアプリ利用で用途を拡大した「KAG」を発売し、GPSガイダンスのエントリー機として好評を得ている。更に機能・能力を向上させ、操作性に優れた製品が欲しいという市場要望に応え、今回「KAG2」を発売する。
《主な特長》①音声ガイダンスモード搭載=★ガイダンス情報やエラー情報を音声で案内するので、後方作業確認中でも情報を把握できる②操作性の向上=★CPUコア数を8個に増加させ(従来機KAG2個)、CPU能力を向上することでなめらかな操作が可能③視認性の向上=★液晶画面の明るさが従来機KAGの約1.7倍となり、コントラストが向上し視認性が向上④ネットワーク通信機能の追加=★SIMカードスロットを採用し、Wi―Fi、テザリング接続不要でネットワーク通信が可能。※SIMカードはクボタでは販売していない。
 ⑤防水・防塵性能の向上=★水滴や粉塵から製品を保護できるIP65(日本産業規格(JIS)で定められた電気機器への異物、水に対する保護等級)に対応。IP65は完全防塵で、あらゆる方向の水流に対し有害な影響を受けない等級。但し、完全防水ではない⑥ソフトウェア破損防止機構=★蓄電池を内蔵し、キーOFF時に安全にシャットダウンしソフトウェアの破損を防止⑦タッチ操作の向上=★静電式タッチパネルを採用し軽いタッチで画面操作が可能。
 発売時期は2022年1月。
 希望小売価格はKAG2=25万1900円(KAG2を使用するにはクボタGPS車速連動装置「KSRU」が別途必要。※参考=KAG2+KSRU=35万2000円)。

【ほ場水管理システムWATARAS直接通信(LTE―M)型】発売型式WT01―AS―A(LTE)(直接通信型電動アクチュエータ)他。
《開発のねらい》WATARASは、水田の給水・排水をスマートフォンやパソコンでモニタリングしながら、遠隔操作または自動で制御できるシステム。従来の「通信集約(LoRa)型」は、ほ場に設置した電動アクチュエータと通信中継機を、特定小電力無線を用いて集約することで通信コストを抑えた設計としているが「少数のほ場へ設置する場合は割高となる」「山林などの障害物により無線が届きにくいほ場の設置には向いていない」という点があった。今回これらの点をカバーできる「直接通信(LTE―M)型」をラインアップに追加する。
《主な特長》①無線が届きにくい離れた場所でも通信が安定=★電動アクチュエータとクラウドサーバが携帯通信網を使って直接通信するので、携帯電話LTE通信エリアであれば、山林などの障害物により通信中継機からの無線が届きにくい場所でも通信が安定②少数導入時の経済性が高くなる=★通信中継機が不要なので、従来の「通信集約(LoRa)型」に比べ少数設置の際のコストを抑えられる。また、通信中継機設置に伴う高所作業や100V電源の確保も不要③通信集約(LoRa)型と併用でき、同じ画面で操作可能★=「通信集約(LoRa)型」と「直接通信(LTE―M)型」は併用可能で、同じ画面で操作可能。そのため、管理するほ場が近接して多数ある場所は「通信集約(LoRa)型」、離れた少数のほ場は「直接通信(LTE―M)型」にするなど、設置条件に合わせて通信方式を組み合わせることができる④同社の水環境IoTソリューションシステム「KSIS」との連携により、豪雨予報時に用排水管理者が複数の農業者が管理するWATARASの一括制御が可能に。この機能により「スマート田んぼダム」の効果的な運用が期待できる。
 発売時期は2022年1月。希望小売価格は以下の通り。
 《給水側》▽通信機能付き電動アクチュエータWT01―AS―A(LTE)=16万8025円(バルブに取り付ける場合はバルブの型式によりアタッチメント(別売)が必要となる場合がある。また開水路に設置する場合はスマートゲート(別売)が必要)▽バッテリーWT01―AS―B=5775円(アクチュエータとセットでの導入が必要)。
《排水側》▽通信機能付き電動アクチュエータWT01―AD―A(LTE)=16万8025円(取付する桝に適応したスマートゲート(別売)が必要)▽バッテリーWT01―AD―B=5775円(給水用と同)。
《給排水共通》▽水位水温計WT01―LT03=3万3000円(通常は給水側アクチュエータに接続。排水側アクチュエータへの接続も可能)▽アクチュエータ設定費WT01―ショキセッテイヒヨウA=5500円(アクアチュエータ1台あたり)▽マスター設定費用WT01―ショキセッテイヒヨウC=5500円(同)▽通信初期設定費(SIM登録料)WT01―ショキセッテイヒヨウD=550円(同)▽年間システム使用料WT01―LTEシステムシヨウリョウ=2750円(同)。

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