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2022年上期新製品 ラジコン草刈機・畦畔草刈機 大容量タンク・幅広散布のドローン ~クボタ~

クボタ機械事業本部(渡邉大本部長)は1月21日、2022年上期新製品13機種を発表した。本紙では回を分けこれを紹介する。今回は関連商品として散布用ドローン「T10K」・「T30K」と、高出力エンジン搭載のラジコン草刈機「ARC―501」、畦畔草刈機の最上位機種「GC Master GCM750―FC」。★印は新機能。価格は全て税込み。
【クボタ散布用ドローン】発売型式T10K(8L仕様)、T30K(30L仕様)2型式。
《開発のねらい》同社はこれまで、防除作業の効率化・省力化に貢献すべく、散布用ドローン「MG―1SAK」、「T20K」を販売し、個人農家から担い手農家まで幅広く好評を得ている。農業での散布用ドローン利用が急速に拡大する中、更なる操作性・能率の向上に対するニーズが高まってきており、今回新型機へモデルチェンジした。
《主な特長》①大容量タンクを採用(T30K)=▽★液剤30L大容量タンクを搭載(従来機T20K比1.8倍)▽★1フライトで最大2haの散布が可能(従来機T20K比1.3倍)②散布幅の拡大による作業の効率化=▽★(T30K)散布幅7.5mでワイドな散布が可能(従来機T20K比1・25倍)▽★(T10K)散布幅5mでの散布が可能(従来機MG―1SAK比1・25倍)③カセット式タンク・バッテリを採用(T10K)=▽★バッテリ交換、薬剤補給が容易で、効率的な散布が可能▽★清掃等のメンテナンスも楽に行える④ワンタッチアーム折り畳み構造を採用(T10K/T30K)=▽★簡単にワンタッチでアームの展開可能▽★新採用アームロックレバーを採用したことで、アームの開閉をセンサーで感知、アーム締め忘れを防止する安全機構を搭載⑤大容量粒剤散布への対応(T30K)=▽★大容量40㎏搭載可能な粒剤散布装置をオプションで搭載可能(従来機T20K比2倍)▽★耐腐食性能の向上により、肥料散布の対応が可能に。
 発売時期は2022年2月。希望小売価格は▽T10K=136万4000円(液剤散布装置標準セット)、同バッテリ=10万2080円(T10K専用1本)、同ジュウデンキ=17万1820円(同専用)、同リュウザイサンプソウチ=11万330円(粒剤散布装置)▽T30K=186万2080円(液剤散布装置標準セット)、同バッテリ=22万880円(T30K専用1本)、同ジュウデンキ=20万5260円(同専用)、同リュウザイサンプソウチ=12万4190円(粒剤散布装置同専用)▽アンテナキット=40万5900円(オプション別売RTKアンテナ)▽サンキャク=3万6300円(オプション別売RTK三脚)。
【クボタラジコン草刈機】発売型式ARC―501、1型式。
《開発のねらい》2019年から「ラジコン草刈機ARC―500」を発売し、遠隔操作で「安全作業」「軽労化」を実現でき高い評価を得ている。規模拡大が進む担い手農家では夏場の重労働である草刈作業の更なる効率化ニーズが高まっており、このようなニーズに対応すべく、高出力エンジンを搭載し、操作性・走破性も進化した「ラジコン草刈機ARC―501」(刈幅500㎜)を発売する。
《主な特長》①高出力エンジン搭載=★最高出力3・85馬力(従来機比1.5倍)の高出力エンジンを搭載。ボリュームのある草でも効率的な作業が可能②最高作業速度0・62m/sを実現=★従来機比13%アップとなる最高作業速度0・62m/sを実現。広い面積でも高能率に作業できる③報知ランプの増設=★従来機のオレンジに加えて緑と赤のランプを追加。刈刃のONや傾斜警告、プロポ通信異常をランプとブザーで報知。トラブルを事前に察知でき安心④大容量燃料タンク=★燃料タンク容量が従来機比約2倍の2・05?に大幅アップ。連続作業時間が増え燃料補給回数が減り効率的⑤W車輪、新ラグ形状=★谷側だけではなく山側もW車輪を装備。また、地面に強くグリップできる新ラグ形状に変更し、軟弱地や急斜面でもずり落ちにくく、走破性を向上した。
 発売時期は2022年3月。希望小売価格はARC―501=137万5000円。
【クボタ畦畔草刈機GC Master】発売型式GCM750―FC、1型式。
《開発のねらい》クボタ畦畔草刈機は夏場の重労働である草刈作業の軽労化に貢献してきた。近年、農家の規模拡大が進み、草刈作業を少しでも早く、効率的に行いたいというニーズが高まっている。このようなニーズに対応すべく、高能率・高耐久・優れたメンテナンス性をコンセプトに、クボタ畦畔草刈機の最上位機種として新たに「GC Master GCM750―FC」をラインアップに追加した。
《主な特長》①総刈幅750㎜を実現=★機体サイズは従来機同等で上面刈幅を50㎜拡張し、総刈幅750㎜(上面350㎜、側面400㎜)を実現。広いほ場でも高能率に作業ができる②側面ハウジングの分割化=★過酷な環境下(石飛散など)で側板部が損傷した場合、側板部のみ簡単に交換でき、従来機よりメンテナンス時間が1/8(クボタ調べ)に。
 ③ハンドル部形状変更=★操作スペースを広くしたことで本体へアクセスしやすい形状となり、操作側からエンジン始動(リコイル、チョーク)が簡単に行える④サイクロン式エアクリーナ搭載=大きな粉塵を排出するサイクロン式のエアクリーナを搭載し、休耕田などの土埃や粉塵が多い環境でのメンテナンス回数を低減。
 発売時期は2022年2月。希望小売価格はGCM750―FC=33万9900円。

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