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酪農家の負担を軽減 個体管理システムアピール ~土谷製作所~

土谷製作所=北海道東区本町2条10―2―35=は、アグロ・イノベーション2021内のスマートアグリ技術展に出展し、参考出品の「映像を用いた乳用牛の個体管理システム」をアピールした。
 同システムは、同社がシステム設計、機器の設計・製造を行い、帯広畜産大学などと共同で開発したもの。酪農家の負担を先端技術で軽減しようとする仕組みとなっている。
 牛舎に設置したカメラの乳用牛群画像から、乳用牛1頭1頭の行動管理・体調管理を行い、「牛の指紋」にあたる、体の模様「斑紋」によって個体を識別する管理システムの構築を目指している。
【主な特長】①搾乳の際の牛の通り道に撮影ボックスを設置。複数台のカメラで、ボックスの中に入った乳用牛の斑紋を様々な角度から撮影する②様々な角度から撮影した個体の画像を合成し、乳用牛の3Dモデルを生成。これにより、様々な体勢や角度からの乳用牛群画像から、1頭1頭の識別が可能となる。
 ③個体識別に有効な斑紋の特長をAIが学習。識別番号により、斑紋の特長をデータベース化する④多くの牛がいる牛舎の画像から、AIが斑紋により個体を特定。牛舎にいる全ての乳用牛の行動履歴などの情報を取得し、疾病や発情などの個体管理に有効データを生成する。

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