土壌くん蒸剤使用実態調査 被覆は92%で実施 作物別の実施・指導状況 ~農水省~
クロルピクリン剤は、農薬取締法に基づき、安全性や効果を確認した上で、使用可能な作物や使用量、使用回数等の使用方法を定めて登録されている。また同剤は、糸状菌類を主として、幅広い作物の病害虫の防除に効果があり、連作障害を防ぐために重要な土壌くん蒸剤で、現状、同様の効果を有する農薬は限られている。そして「農薬を使用する者が遵守すべき基準を定める省令」(平成15年農林水産省・環境省令第5号)で被覆を要する農薬として規定されており、農薬を使用する農家等は使用上の注意事項に従い、薬剤注入後直ちに覆土し、ほ場をポリエチレン、ビニール等のシートで被覆する必要がある。