【北海道特集】北海道中空知の乾田直播農家実践リポート 代かき呪縛から解放 乾田直播で生産技術底上げ 新十津川町の加藤暢貴さん(加藤ファーム)
北海道のコメどころ新十津川町において、安定した収益が見込める「移植栽培」は長らく農業経営の主軸であった。
そうした地で、あえてその伝統を捨て乾田直播に取り組んだのが加藤ファームの加藤暢貴(まさたか)さん(36歳)。
育苗ハウスのキャパシティが経営規模拡大の天井となった現実に直面したこともあるが、のめり込んだ最大の理由は、「代かき作業が受け入れがたいほど嫌いだったので」というシンプルで切実なもの。就農16年、乾直12年目を迎える現在、当初の5haから9haへ拡大している。
新十津川町では、代かきにこだわりを持つ生産者が多い。最も身近な父親もその一人だった。大学を卒業してすぐ家業に入ったが、毎春の代かき作業に大きなストレスを抱えていたという。どこを走っているか分からず泥をどのように動かせば正解なのかも見えない。水に振り回され、作業が終わればヘトヘトになっていた。そんな折、目に飛び込んできた新聞記事の見出しが転機となる。「『スニーカーでお米を作る』という言葉に出会ったんです。長靴を脱ぎ捨て、乾いた大地に大型トラクタで種を蒔く。僕にとって泥の呪縛からの解放を意味しました」と当時の衝撃をこう表現。さらに同じ大学の後輩が普及センターの職員となっていた縁で岩見沢市の直播圃場を視察する機会を得る。
そうした地で、あえてその伝統を捨て乾田直播に取り組んだのが加藤ファームの加藤暢貴(まさたか)さん(36歳)。
育苗ハウスのキャパシティが経営規模拡大の天井となった現実に直面したこともあるが、のめり込んだ最大の理由は、「代かき作業が受け入れがたいほど嫌いだったので」というシンプルで切実なもの。就農16年、乾直12年目を迎える現在、当初の5haから9haへ拡大している。
新十津川町では、代かきにこだわりを持つ生産者が多い。最も身近な父親もその一人だった。大学を卒業してすぐ家業に入ったが、毎春の代かき作業に大きなストレスを抱えていたという。どこを走っているか分からず泥をどのように動かせば正解なのかも見えない。水に振り回され、作業が終わればヘトヘトになっていた。そんな折、目に飛び込んできた新聞記事の見出しが転機となる。「『スニーカーでお米を作る』という言葉に出会ったんです。長靴を脱ぎ捨て、乾いた大地に大型トラクタで種を蒔く。僕にとって泥の呪縛からの解放を意味しました」と当時の衝撃をこう表現。さらに同じ大学の後輩が普及センターの職員となっていた縁で岩見沢市の直播圃場を視察する機会を得る。





