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リモコン式小型ハンマーナイフ式草刈機  IHIアグリテック 農林水産技術会議会長賞

リモコン式小型ハンマーナイフ式草刈機  IHIアグリテック 農林水産技術会議会長賞
IHIアグリテック=磯本聡一社長、長野県松本市=が開発した、急勾配対応のリモコン式小型ハンマーナイフ式草刈機が、農林水産省および公益社団法人農林水産・食品産業技術振興会協力の令和6年度(第25回)「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」において「農林水産技術会議会長賞」を受賞(本紙既報)。その表彰式が11月27日、東京ビッグサイトで行われた。
 最大傾斜角45度の急勾配においても、市販品に対して2倍以上の高い能率での草刈作業を、安全な場所からのリモコン遠隔操作によって行うことができ、生産現場の労働負担の低減に大きく寄与したことが評価された。
 急勾配の斜面における草管理作業は、傾斜面での作業となるため姿勢が不安定で滑りやすい作業環境から、転倒・転落事故が多く、作業者の大きな負担になっている。同社はこれらの作業の省力化、安全性向上に貢献することを目指して製品開発を行った。目標販売台数300台を2024年に突破した。
【同製品の特長・受賞理由】①10‌kWガソリンエンジンを搭載し、走行部は油圧クローラ式、刈取部も油圧駆動とした軽量コンパクトな低重心設計により最大適用傾斜角45度を達成②軽トラックで運搬できる小型の機体でありながらも、勾配斜度、草種、草丈さまざまな条件下で比較検証試験を行った結果、市販の歩行型草刈機、肩掛け式刈払機、および、リモコン草刈機に対していずれも2倍以上の作業能率を得ることができた③同草刈機を使用することで、急勾配法面においてもリモコンを用い、安全な場所から遠隔操作で高い作業を行うことができる④安全かつ、草刈作業を行う現場の生育状態や機械搬入のための道路状況に左右されること無く高能率作業を行うことができるという特徴を持つ同製品は生産現場の労働負担の低減に大きく寄与できることを確認した。

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