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有機米デザイン 社名変更と新体制 「NEWGREEN」に

有機米デザイン 社名変更と新体制 「NEWGREEN」に
ヤマガタデザイン(山中大介社長、山形県鶴岡市)は、4月1日から社名を「㈱SHONAI」に変更。併せて同社のグループ会社も社名や事業戦略組織体制を変更し、有機米デザイン(山中大介社長、東京都小金井市)は「㈱NEWGREEN」(ニューグリーン)に変更となった。
 ヤマガタデザインは今年創業10周年を迎えるにあたり、これまでの10年を「価値創造期」、次の10年を「事業展開期」と設定。グループ全体での本格的な全国展開を加速することを目的に今回、社名変更等を行った。
 体制は山中氏が代表取締役CEO、共同代表として、中條大希氏が代表取締役COO、取締役副社長にアイガモロボの開発者の中村哲也氏が就任する。なお、2023年12月にグループ間M&Aで完全子会社化されたヤマガタデザインアグリも「NEWGREENSUPPLY(ニューグリーンサプライ)」に変更となる。
【NEWGREEN社名変更の目的】これまで「環境か、経済か」と二者択一で語られることが多かった「有機食品」や「脱炭素」の分野は世界中からヒト・モノ・カネが集まり、巨大な「グリーン市場」が生まれ、急成長を遂げている。今回の社名変更では、日本農業の諸問題を解決する「カギ」が「グリーン市場」にあると捉え、ミッションを「日本の農業を世界のグリーン市場とつなぐ」と再定義。今後はグリーン市場に向け、既存事業を更に強化していくとともに、「高単価販売」と「低コスト栽培」を戦略の軸とした多面的な事業を創造・提供し、農業者の所得向上に貢献する。
 NEWGREENでは、アイガモロボの開発/製造、未利用資源を活用した農業用資材の開発/販売、有機米や環境負荷の低い農産物の生産/販売に取り組む。
 なお、3月29日に開かれたメディア発表会において山中社長はSHONAIのミッションを「地方の可能性を世界経済とつなぐ」ことだとしたうえで2030年までに100億円企業を目指すと説明。農業関係では、安価版のアイガモロボを開発中(本紙2月20日号既報)で資材販売については、国内の未利用資源を使い化学肥料代替資材を開発、個々の農作物栽培や土壌づくりに最適な総合資材体系の提案ができることを目指す。