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キャニコム 第69期決算を発表 100億円を突破、更に進化

キャニコム 第69期決算を発表 100億円を突破、更に進化

 筑水キャニコム=包行良光社長、福岡県うきは市吉井町福益90―1=は3月22日、うきは市の本社において第69期(2023年12月期)決算発表会を開催した。売上高は100億5000万円(対前年同期比14・6%増)となり、かねてから目標としていた100億円を突破した。国内売上高は43億4700万円、海外売上高は57億300万円。営業利益は12億7800万円(66%増)となり大幅に伸張した。今期は3本社体制や〝世界のワイン・リバー〟構想を掲げ、更なる伸張を目指す。

 発表会には、包行均会長、包行良光社長、西村峰利副社長、他幹部が出席。包行社長より第69期決算の概要と、第70期の経営方針について説明が行われた。
 〝個人力を高める〟をテーマとして69期に取り組み、売上高が大幅に伸張。特に北米を中心に「コンクリート砂男」が伸び、東南アジア・オセアニア地区を中心に草刈機の需要が増大した。また円安による後押しもあった。結果、海外売上高は対前年同期比21・6%増の57億300万円。国内は草刈機関係が中心で「りんごブラッサムまさお」「フルーティまさお」「アラフォー傾子」が寄与し、同6.4%増の43億4700万円。海外売上げ比率は57%。経常利益は15億9900万円(対前年同期比57・8%)、当期純利益は9億7900万円(同81・6%増)。
 来期は為替に頼ることなくさらに売り上げを伸ばすとし、売上高108億円、営業利益12・9億円を予想している。
 その後、70期経営計画についても説明。〝Evolution〟をテーマに全方面で改革を実施。ものづくりにおいては、うきは本社、東京本社、昨年12月に開設した福岡本社(博多)の体制で企業・ベンチャー・大学・研究機関とコラボを進め進化したものづくりを行う。また狙いとする市場を〝世界のワイン・リバー〟とし、今後需要増が見込めるワインを背景に、ワイン畑とその周囲に必ずある川を対象として、〝絶対的違いのある新製品〟を開発していく。
 これらと合わせて電動化、ラジコン・自動走行技術、環境・資源対策も進める。
 包行社長は「全ての面を変え、新たな進化を遂げていきたい」とし、包行会長は、「対面での顧客対応が基本。そのためには社員全員に今年中にパスポートを取得してもらう」と、意欲的な取り組みを語った。

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