住友林業 リモート式下刈り機 社有林などで活用し好評

住友林業=東京都千代田区大手町Ⅰ―3―2=は、全国森林組合連合会、農林中央金庫と共同で、輸入・販売会社ギガソーラーの協力のもと、国内の林地用に改良を加えた、イタリアのMDB社製の「リモート式下刈り機」を、同社の社有林などに導入し、好評である。
同社は、下刈り作業が、造林後数年間に渡り、夏場の炎天下で行う過酷な労働で、斜面で刈払い機を使う作業のために転倒などに伴う負傷や、振動障害の懸念があり、再造林意欲の低下や担い手不足の要因になっていることから、同機の実証試験を進めてきた。
「リモート式下草刈り機」は、2020年より実証実験を重ね、リモコンで100mまで離れたところから一人でコントロールできるので、作業員の作業負荷、労働安全面を確保できる。傾斜30度程度の斜面での走行や下刈りの障害となる抜根の処理(破砕)なども可能で、人力作業と比較し、1.5~3倍の効率向上が見込め、同社では活用、普及を進めている。
【主な改良点】①湿地で滑ったり、土を掘り起こしたりしていたので、単位面積あたりの接地圧を低減②傾斜がきつい場所を走行できない場合や林内の障害物に挟まり脱出できなくなる場合があったが、実証試験機の後部にウインチを取り付ける改良を行い、抜根に巻いたワイヤーをウインチで牽引することで斜面の走破性を改善。
【LV800PROの主な仕様】機体質量=2355㎏▽全長=3335㎜▽最小幅=1660㎜▽最大幅=1910㎜▽全高=1190㎜▽最大作業勾配=60度▽刈幅=1460㎜。
同社は、下刈り作業が、造林後数年間に渡り、夏場の炎天下で行う過酷な労働で、斜面で刈払い機を使う作業のために転倒などに伴う負傷や、振動障害の懸念があり、再造林意欲の低下や担い手不足の要因になっていることから、同機の実証試験を進めてきた。
「リモート式下草刈り機」は、2020年より実証実験を重ね、リモコンで100mまで離れたところから一人でコントロールできるので、作業員の作業負荷、労働安全面を確保できる。傾斜30度程度の斜面での走行や下刈りの障害となる抜根の処理(破砕)なども可能で、人力作業と比較し、1.5~3倍の効率向上が見込め、同社では活用、普及を進めている。
【主な改良点】①湿地で滑ったり、土を掘り起こしたりしていたので、単位面積あたりの接地圧を低減②傾斜がきつい場所を走行できない場合や林内の障害物に挟まり脱出できなくなる場合があったが、実証試験機の後部にウインチを取り付ける改良を行い、抜根に巻いたワイヤーをウインチで牽引することで斜面の走破性を改善。
【LV800PROの主な仕様】機体質量=2355㎏▽全長=3335㎜▽最小幅=1660㎜▽最大幅=1910㎜▽全高=1190㎜▽最大作業勾配=60度▽刈幅=1460㎜。