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4年産 秋冬野菜8万6500‌ha ほうれんそうは1万8900‌ha

4年産 秋冬野菜8万6500‌ha ほうれんそうは1万8900‌ha
転作作物として期待が高い高収益作物。このうち、野菜の動向について改めてみてみたい。
 農水省が令和5年8月に公表した「令和4年産指定野菜(秋冬野菜等)及び指定野菜に準ずる野菜の作付面積、収穫量及び出荷量」によると、令和4年産の主な野菜(41品目)の作付面積、収穫量は左表の通り。
 指定野菜のうち、秋冬野菜の作付面積は前年産比1900‌ha(2%)減の8万6500‌ha。収穫量は同7万4000t(3%)減の284万7000t、出荷量は同3万3000t(1%)減の284万7000tだった。
 品目別にみると、秋冬だいこんの作付面積は同700‌ha(4%)減の1万8800‌ha、10a当たり収量は同70㎏(2%)下回る4170㎏。この結果、収穫量は同4万2300t(5%)減の78万4400t、出荷量は同2万700t(3%)減の62万2700tとなった。
 秋植えばれいしょは作付面積が同140‌ha(6%)減の2260‌ha。これは、生産者の高齢化等の労力事情により作付中止や規模縮小があったため。10a当たり収量は同180㎏(12%)上回る1690㎏。これは、前年産が不作だった長崎において、生育が順調だったこと等による。この結果、収穫量は同2000t(6%)増の3万8300t、出荷量は同2300t(8%)増の2万9700tとなった。
 冬キャベツの作付面積は前年並みの1万5000‌ha、10a当たり収量は同20㎏上回る3990㎏。この結果、収穫量は前年並みの59万8500tとなった。
 冬レタスの作付面積は前年並みの7520‌ha、10a当たり収量は同40㎏上回る2400㎏。この結果、収穫量は同1%増18万400tだった。
 ほうれんそうの作付面積は同400‌ha(2%)減の1万8900‌ha、10a当たり収量は同20㎏(2%)上回る1110㎏。この結果、収穫量は20万9800t、出荷量は17万9000tで、いずれも前年並みとなった。
 また、指定野菜に準ずる野菜の作付面積は、同2%減の14万3200‌ha。収穫量は同3%減の219万9000t、出荷量は同3%減の7万1000tだった。