令和6年見通し 防除機伸長 刈払機は4%の伸び

日本農業機械工業会、需要見通しまとめる
日本農業機械工業会(木股昌俊会長)は、11月9日、高知市のザクラウンプラザ新阪急高知で地方大会を開催、令和5年及び令和6年の需要見通しをまとめた。トラクタは令和5年の見通しが国内出荷台数対前年比(以下同)で99%、6年は96とした。物価高騰や猛暑などの異常気象による農機市場への影響が懸念される一方、自動化、自動化技術を搭載した商品への需要喚起が期待されることからこのような見通しとした、としている。
このほか、令和6年の見通しで増加したのは4部会・委員会。防除機部会は令和5年が動噴・動散が同86%、走行式防除機が同91%と減少するものの、令和6年は動噴・動散が同107%、走行式防除機が同106%で前年見通しからそれぞれ21ポイント、15ポイントの増加となり、合計では令和5年が同86%、令和6年が同107%とした。昨年、今年の需要の落ち込みからの反動や人の動きが活発になり各地で展示会等も開催されていることから、今後の需要喚起を期待し見通した。
また、刈払機は令和5年見通しが同92%、令和6年見通しが同104%などとなっている。
精米機部会は精米機が5年同95%、6年100%となったが、コイン精米機は5年が同94%、6年が同102%と増加に転じている。また、国際委員会は5年が同80%、6年が同108%となっている。このほかの各部会の見通しは、上表の通り。
なお、各部会の詳細については次号以降回を分けて紹介する。また、地方大会及び理事会の内容についても、次号紹介。