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三菱重工メイキエンジン、FIエンジン市場投入 汎用単気筒で業界初

小型GB181

(写真説明)小型GB181

 

業界初のFIエンジン

三菱重工メイキエンジン=葊邊徹也社長、愛知県津島市鹿伏兎町下子守23=は、同社の汎用単気筒4ストロークとしては業界初のFIエンジンの市場投入を発表した。同社のFIエンジンは従来のエンジンに対し、FIシステム用部品が追加となるものの、変わらないサイズ感でベース取付やPTO軸寸法などの変更なく、そのまま搭載替え出来る事が最大の特長だ。
 キャブレター式と異なり、ECUの電子制御で燃料噴射量を最適化する事で、国内外の排ガス規制対応が容易に出来る事や低負荷・低速時に発生した燻り、燃え残り燃料・オイルの吹き抜けなども抑制できる。また、極低温(マイナス18℃まで)のチョークレス始動に対応出来、時折発生するエンジン停止直後や、急加減速時の炸裂音を完全になくす事も可能で、更に保管時にキャブレターチャンバー内のガソリンを抜くといった、手間も必要とせず大幅に作業環境の改善が見込まれる。
 加えて、搭載作業機のスイッチやレバーと連動させニーズにあわせてエンジン回転数を自由に設定、制御する事が可能となる。
 4サイクルエンジン GBシリーズ全機種がFIエンジン化可能で、新商品への反映も視野に検討を進めていく(但し、要望の仕様により一部新作部品が必要になる可能性あり)。
 同社では、「GBシリーズ全機種向けとして、キャブレター式と併売で開始するが、今後の展開としては、要望が多い国内市場向け大型機種(CB290以上)から標準化(脱キャブレター)を目指し、将来的に全エンジンへの標準化を図りたい」としている。これらの内容により、農業分野から建産機械分野への幅広いニーズに応えていく。
 問い合わせは、同社渉外本部営業部・営業企画課 電話0567―69―7802まで。

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