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海外建築案件初受注 クボタ建設ラオス国立大工学部施設

クボタ(北尾裕一社長、大阪市)の100%子会社、クボタ建設(内田睦雄社長、同)は、ラオス人民民主共和国における「ラオス国立大学工学部施設及び実験機材整備計画」(施設建設)を海外建築案件として初めて受注した。本案件は2022年3月に日本政府とラオス政府が調印した無償資金協力の一環。
 同社は、これまで同国を含む国内外での豊富な上下水道施設の建設実績に加え、日本国内で店舗やマンション、工場などの建築案件を幅広く手掛けてきた。これらにより培った建設技術やノウハウを最大限に活用し、ラオス国立大学工学部の施設建設に取り組む。教育・研究環境の改善を通じラオスの経済成長に繋がる質の高い工学人材の育成に寄与していく。
 ラオスでは持続的な成長のために、新技術の活用、経済基盤の多様化、生産性の向上、域内・国際サプライチェーンの再構築を掲げている。しかし現状は、それらを実現する為の専門知識・技術力を持ったエンジニアの数が不足しており、質の高い工学系人材の育成が課題となっている。
 ラオス政府では大学における自然科学・工学分野の施設設備及び教材の改善を方針として掲げており、国内4つの国立大学工学部のうち、最も多くの卒業生を輩出するラオス国立大学工学部において重点的に改善に取り組む。現状では、教育や研究に必要な実験・実習の時間が十分に確保できないため、改善が求められている。同事業はラオス国立大学工学部の施設・機材の整備を行うことで、職員や学生の教育・研究環境の向上を目指す。
工期は本年9月から15カ月間(2024年11月竣工予定)。契約金額は約10億3000万円。

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