農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

ケービーエル＝東京都品川区南品川２―２―10南品川Ｎビル＝は、ＴＭＣ　ＣＡＮＣＥＬＡ（ティーエムシーカンセラ）社の「ストーンクラッシャー」の輸入販売を行い、国内の農業に最適な機種として幅広く期待が高まっている。
　ティーエムシーカンセラ社は、スペイン北部のガリシア地方にあり、近隣の農家や林業作業者によるハードな実用検証と改良を繰り返すことで、独自の技術を磨き、革新を重ねてきた。さらに、作業能力と耐久性を追求した結果、「機能美」と言うべき洗練されたフォルムを完成した。
　同社では、万全のアフター体制により国内での販売を開始し、高い評価を得ている。
　同社が取り扱うストーンクラッシャーは、圃場、山間地、道路など土質・石質を選ばず使用が可能。深く、細かく納得できる作業性能があり、高強度鋼製のボディで軽量ながら驚きの耐久性を実現している。
　ラインアップは、固定タングステンハンマー使用の「ＴＸＫシリーズ（作業幅１３４～２１６㎝、最大石礫直径40㎝、適応トラクタ馬力70～１３０‌PS）」、12本のドライブベルトにより破砕力を強化した「ＴＸＫ２シリーズ（同２４５～２７０㎝、同40㎝、同１２０～１６０‌PS）」、作業深さが20㎝以上、最も土壌深く作業が可能な機種で固定タングステンハンマーを使用した「ＴＸＳシリーズ（同１８５～２５５㎝、同50㎝、同１２０～１８０‌PS）」、最大機種で固定タングステンハンマーを使用した「ＴＸＸシリーズ（同２４５～２９５㎝、同40㎝、同１４０～３００‌PS）」、の４シリーズがある。
【主な特長】①高速回転により石を削りながら破砕する構造。噛み込みのショックを抑え、トラクタへの負荷を低減②破砕板とハンマーとの距離調整が可能。荒砕きから微細砕きまで圃場に合わせて使用できる③スウェーデン鋼の使用により、耐久性を高め重量を抑えている。比較的低馬力のトラクタから使用可能④高強度・耐摩耗性に優れたスウェーデン鋼の「ストレンクス（ＳＴＲＥＮＸ）」、「ハードックス（ＨＡＲＤＯＸ）」を使用し、軽量化を実現。
【ＴＸＫ―１８０（実演機）の主な仕様】▽作業幅＝２１６㎝▽全幅＝２２０㎝▽重量＝１５２６㎏▽適応馬力＝１００～１３０‌PS▽最大石礫処理径＝40㎝▽ＰＴＯ回転＝５４０ｒｐｍ。
　▽装着＝２Ｃａｔ．▽作業速度＝0.3～1.5㎞／時▽ハンマー＝型式Ｆ29―数30▽ドライブベルト＝６ＳＰＣ。