農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

三菱ケミカルアグリドリーム＝東京都中央区日本橋本石町１―２―２三菱ケミカル日本橋ビル＝は、苗を生き生きとする健苗資材として、「カルネッコＳ（育苗箱中敷シート）」、「ハイマット（育苗用保温シート）」、「パオパオ根切りシート50（育苗用下敷シート）」を、浸種用機能水器として「苗清水（なえしみず）」を、それぞれ普及し、幅広く期待を集めている。
　「カルネッコ」は根張りの良いマット形成で、①根を通さず、マット形成がきれいにできる②根張りの良い健苗ができる③根切り作業が不要で、育苗からの取り出しも簡単④育苗箱の洗浄も楽――などの特長がある。
　農業用保温資材「ハイマット」は、ポリエチレンに無数の空気の泡（独立気泡）を閉じ込めた、断熱効果の高い低発砲ポリエチレンのシート。ハウス内直掛け（ベタがけ）で利用すると、①出芽・緑化期の直射日光による白化現象をハイマットで防止することが期待できる②保湿性があり、灌水の手間が省ける③低温の日や、寒冷地では保温用としても利用できる――などの特長がある。
　「パオパオ根切りシート」は、水稲育苗などの各種下敷きに優れた根切り効果を発揮。①根切り効果がある②底面排水する（透水性がある）③根切りシート１１０に関しては防草効果が期待できる――などの特長がある。
　「苗清水」は、休眠から目覚める時に何も与えないことで、稲が本来持つ力を目覚めさせる新しいコンセプトの商品で、浸種工程のみに使う処理水。①使用した苗箱底は白く根張りが良い（根っこの密度が高くルートマットがしっかり形成）②細かく見ると根っこが長く、太い。冠根が良く発達し、側根も多い③田植え（根が切られるストレスがかかる）後の活着も良い――などの特長がある。