農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

三陽機器＝守安利文社長、岡山県浅口郡里庄町新庄３８５８＝は、ミニショベル装着型草刈機ハンマーナイフモアー「ＨＫＭ―７００ＰＳ」を２月から発売する。河川の土手や道路の法面での草刈り作業は、危険が伴う重労働な上、作業者の人手不足の問題も深刻で、高性能・効率化が望まれると同時に、中山間地などで２～３ｔクラスのミニショベルへの草刈機装着の要望に応え、新しく開発したもの。
【主な特長】①刈幅７００㎜で軽量、コンパクト設計。２～３ｔのミニショベルに装着可能②モアーの回転方向は手動切換式を採用。簡単・確実な操作で作業場所・状況に応じて回転方向を選定できる。
　③鍛造のナイフブラケットを採用したことで強度アップ。ナイフドラムの耐久性が向上④モアーのベルトカバーを外すことなく、外からのグリスアップが可能でメンテナンス性向上⑤土の付着が少なく、土離れが良い新型のヒール形状を採用。
　⑥ミニショベルへの装着はリンクレス構造のブラケットを採用することで、バケット感覚そのままの操作感で草刈作業が可能⑦新設計のスクレーパ付きローラ（オプション対応）を装備。ローラにより地面の起伏に追従し、安定した草刈作業が行える。また、従来の取付方法を改良し、ローラ軸を太くすることで草の巻き付きが軽減。
【ＨＫＭ―７００ＰＳ主仕様】▽寸法＝全長１０３０×奥行７５５×全高８２０各㎜▽質量＝１７０㎏（ホースキット５㎏を含む）▽刈幅＝７００㎜▽刈高＝25㎜（オプションローラキット装着時、25㎜と40㎜の２段階微調整可能）▽最高使用圧力＝20・６Mpa▽ナイフドラム回転数＝２５００rpm（機械効率の個体差により、±10％程度の誤差が出る可能性あり）▽ハンマーナイフ数＝32枚▽適用ミニショベル＝２～３ｔ▽駆動方式＝ミニショベル用油圧駆動方式（ブレーカ配管・併用配管）▽小売価格＝１１０万円。