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4年産米1等比率68%に

4年産米1等比率68%に
農水省はこのほど、8月31日現在の令和4年産米の農産物検査結果をまとめた。
 8月31日現在の検査数量は水稲うるち玄米で21万7600tで1等比率は68%だった。なお、経年を同期で比べると、令和3年産は76・1%、2年産は74・3%、元年産は67・8%、30年産は69・1%となっている。2等以下に格付けされた理由は形質が最も多く49・1%。次いで着色粒が31・1%、整粒不足が15・7%となっている。
 検査数量の多い産地品種銘柄の1等比率をみると、茨城産あきたこまち(2万653t)は91%、千葉産ふさこがね(2万1381t)は93・2%、千葉産ふさおとめ(1万5663t)は95・9%、宮崎産コシヒカリ(1万5975t)は73・9%などとなっている。
 なお、併せて令和4年産麦の農産物検査結果(速報値)も公表された。1等比率は普通小麦が87・4%(対前年産同期比6・5ポイント増)、普通小粒大麦は77・3%(同13・8ポイント増)、普通大粒大麦は80・6%(同0・8ポイント減)、普通裸麦は57・1%(同7・6ポイント増)、ビール大麦0%(前年産同期並み)などとなった。
 2等以下に格付けされた主な理由は形質及び整粒不足だが、普通小麦、普通小粒大麦は整粒不足が、普通大粒大麦、普通裸麦、ビール大麦では形質が多い結果となった。
 検査数量は普通小麦54万6000t、普通小粒大麦6万500t、普通大粒大麦9万5900t、普通裸麦1万7600tなどとなっている。