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ハスクバーナ・ゼノア、オートモアを寄贈 宮城県の仙台育英学園に

ハスクバーナ・ゼノア=パウリーン・ニルソン社長、埼玉県川越市南台1―9=は9月26日、宮城県仙台市の学校法人仙台育英学園(加藤雄彦理事長)にロボット芝刈機オートモアを寄贈した。同校が取り組むSDGs推進に共感して実現。同社にとって初のオートモア寄贈で、式典終了後に早速オリジナルカバーデザインを施した315MarkⅡが作業を始めた。


 仙台育英学園は創立125周年(2030年)に向けて新たな学校づくりを推進すべく〝I―Challenge125〟のスローガンとロゴマークを2005年に設定。2021年10月1日には経営計画として再定義している。それにはSDGsの内容も含まれており、学校環境や教育現場でその実現に努めている。今回は、同学園が来年4月に沖縄県内で全日制の仙台育英学園沖縄高等学校(設置認可申請中)の開校準備をしている際に沖縄県庁で作業するオートモアを見たことが発端。SDGsへの取組みに賛同した同社がオートモアを提供し、オートモア専門ショップを運営する斎藤商会(齋藤隆裕社長、山形県山形市)、アルパイン(大𣘺善博社長、福島県西白河郡西郷村)の2社がオリジナルカバーデザインの作成に協力した。
 寄贈式は多賀城校舎の南区NCホールで実施。同社白川英夫マネージングディレクターと共に齋藤社長、大𣘺社長が加藤聖一常務理事へ目録を贈呈した。白川マネージングディレクターは「環境負荷低減に向けてオートモアを役立てていただきたい」などと挨拶。加藤常務理事は「職場環境向上は我々のスローガンにも掲げているところ。熱中症予防はもちろん教育現場として低騒音という点でもありがたい」と感謝の意を述べた。
 寄贈式終了後に早速稼働。315MarkⅡの最大稼動面積は1500㎡で、ボディにはクリーム色を基調に校名ロゴと学園旗に使用している「I―LION」をラッピングしている。設置した芝生エリアは多賀城校舎南区のエントランス部分で、生徒はもちろん外来者の導線に隣接しているので、大きな関心が集まりそうだ。同学園としては景観維持だけでなく作業性や有益性などを実証していく考え。設置した多賀城校舎と宮城野校舎合わせて校地面積は12万9105㎡。緑地管理は用務員や業者に委託していると言い、「実証を踏まえて今後も導入を考えたい」と加藤常務理事は述べた。
 斎藤商会の齋藤社長は「オリジナルカバーデザインを希望するケースが増えており、当社ではロゴマークやデータさえ用意いただければオプションで応じている。オートモアの普及浸透度はとんでもないスピードで広がっている。一番動いているのは工場緑地帯。緑地面積を条例で規定している工場緑地帯に浸透している」と近況を語った。

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