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第1回IPMアドバイザー講習会 IPM指導者を認証 技術や指導方法を修得

(一社)全国農業改良普及支援協会は8月30日、法政大学小金井キャンパスで「第1回IPMアドバイザー講習会」を開催した。IPM技術指導に携わる都道府県・市町村のほか、農薬取扱会社、農業資機材メーカーの社員などが参加し、IPM概論や技術概要、IPM技術(土壌病害虫、地上部病害、害虫の生物的防除)などを学び、実習の後、認定試験を行った。

 冒頭、岩元会長が挨拶し、「IPM技術が浸透しつつある一方で、指導技術の格差が広がっているという問題がある。指導の高度化、格差の解消を目指して運営を行っている。みどりの食料システム戦略では、2050年までに化学農薬の使用量をリスク換算で50%低減することを掲げており、IPMに対する注目が一層高まっている」と述べ、講習会開催に対する期待を込めた。
 1日目の講義は、元農研機構中日本農業研究センターの本多健一郎氏(オンライン)、アリスタライフサイエンス製品開発部の山中聡氏、法政大学生命科学部の津田新哉氏、京都大学大学院農学研究科の日本典秀氏、宮崎大学農学部の大野和朗氏が講師を務めた。
 本多講師はIPMの基本的な考え方や歴史を紹介。IPMの目的は、病害虫ゼロを目指すのではなく、さまざまな防除手段を矛盾なく組み合わせて、防除で得られる経済的利益が被害より大きい場合に防除(コストに見合った防除)すること等を説明した。
 山中講師は、開発されたIPM技術(防虫ネットや循環扇、粘着板など)の特長をよく理解し、複数の技術が効率的に働くようアドバイスするように教示した。
 津田講師は、熱水土壌消毒やピートモス成型ポット(ピーマン)などを解説。また地上部病害(葉、果実、茎の病害)では、予防を基本に、予防剤、ほ場の衛生管理、伝染環を遮る対策の重要性を解説した。
 日本講師は、施設園芸における重要病害虫の生物的防除において、適切な農薬の選択と、害虫の発生しにくい環境の構築について説明した。
 同講習会は引き続き、福岡、京都で開催する予定。

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