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脱炭素・データ化の提案 GPEC2022で見た技術

【アキレス】上空から散布するだけで農業用ハウス内の温度上昇を抑制できる、ドローン(無人小型航空機)散布専用遮光剤「ファインシェードスカイ」などを展示した。
 「ファインシェードスカイ」は、ドローンによる空中散布用に開発した農業用被覆資材(農ビ・農PO)向けの遮光剤。希釈不要のためドローンの液剤タンクに移してすぐに使用可能。上空から散布するだけで効果的に塗布でき、遮光とハウス内の温度上昇抑制を実現する。500平方メートル(製品1缶の散布可能面積)当たり約10分で吹き付けでき、遮光に要する作業時間を大幅に削減。
【全農】堅牢性の高いグリーンハウスから農薬、肥料、環境制御機器、鳥獣害防止機器、アシストスーツなど施設園芸全般に関わる資機材を紹介するとともに、グループとして、高収量・高収益の実現を可能にする施設園芸のトータルパッケージ「全農ゆめファーム」をアピールした。資機材のコーナーでは、鳥獣害防止機器やアシストスーツに対して、「普段見慣れない製品に触れられ良かった」という声が農家から寄せられていた。
 一方、「ゆめファーム全農」は、人材育成、温室建設、栽培支援コンサルがトータルパッケージになっているので幅広く期待を集め、施設園芸企画室室長の吉田征司氏が会場で講演を行った。
【日本ロックウール】栽培用ロックウールは保水性が高く、発芽・生育が良好なため、植物工場の培地の定番だ。日本ロックウールではベルグアース社のオリジナル規格「アースストレート苗移植専用ロックウール『アースinロック』」を発売、これを紹介した。「ロックウール栽培をしたいがスペースの確保が難しい」「ロックウール苗の輸送コスト削減したい」「プラグ苗の移植では育苗期間が長い。短縮したい」といった生産者の声に応えて開発したもの。プラグ苗よりも展開枚数の多いアースストレート苗を移植できるため、自ほ場での育苗が不要。更に苗とロックウールを別々に配送するので輸送効率の大幅な向上も実現した。
【フルタ電機】フルタ電機は、「気候変動へ対応、脱炭素化への提案」を掲げ、脱炭素農業、有機農業、データ駆動型農業、気候変動対策、省エネ、食品ロスなどの課題を解決する機械をトータルで出展した。
 なかでも、最近普及が進んでいるのが「外気導入ハウスヒータ」で、栽培に必要な空調対策として、積極的に外気を入れることで、昇温に加え湿度対策、病気対策、CO2補給ができる。
 また近日発売する「局所施用対応光合成促進機」は、ダクト送風できる光合成促進機。炭酸ガスを必要な場所に届けられるため、無駄がない。
 その他、食品ロス対策として出荷基準に合わない生産物を乾燥させる全自動食品乾燥機は近日発売。
【渡辺パイプ】広い垂木ピッチを実現して採光性の高い高軒の高いクリアハウスシリーズの模擬展示や、オンライン農業プラットフォーム「アグリターミナル」などと共に、項目の選択・入力の簡単操作で希望のハウスの概算見積もりが行える「らくちん見積もりシステム」を紹介した。
 「らくちん見積もりシステム」は名前の通り、時間のかかる見積り作業について基本情報・必須条件の設定の順に入力するだけで、最新の3D技術を活用して希望する農業ハウスの設計だけでなく、価格もわかるというシステム。昨年の同展示会で発表して2年目を迎え、多くのアクセスを得るなど好評を得ており、今会場でも注目を呼んでいた。

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