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JTCCをサポート ハスクバーナ・ゼノアH―TEAM・矢澤氏が優勝

ハスクバーナ・ゼノア=パウリーン・ニルソン社長、埼玉県川越市南台1―9=は、6月11・12日に富山県で開催された「2022日本ツリークライミングチャンピオンシップ (以下、JTCC)」のメインスポンサーとして、大会を応援。競技は今年ハスクバーナH―TEAMに加わった長野県の矢澤貴司選手(矢守産業) が、見事優勝した。

 JTCCは、造園・林業などの業務において、重機作業車が進入できない場所など、特殊条件下の高所での樹上作業において、ワークス技術者の安全確保と技術普及を目的にロープによる木登り技術を競う日本選手権。世界大会である2022ツリークライミングチャンピオンシップ(以下、ITCC)出場選手の選抜大会にも位置付けられており、予選ではスローライン、ワーククライム、エアリアルレスキューの3種目の総合得点により、上位5名、女性1名が決勝に出場した。
 決勝では世界大会と同じルールで採点されるマスターズチャレンジが競われ、1位の選手のみが世界大会の出場権利を獲得する。参加者は造園、建設、林業、樹木医など多岐にわたり、募集定員15名に加え、レディースクラス2名の計17名が参加した。
 富山市蓮町の馬場記念公園で、20mを超える園内のユリノキを使って競技が行われ、選手は墜落を制止する器具を装着し、木に登って枝の間を移動しながら制限時間の中でノコギリやハサミを安全な姿勢で扱う課題に挑戦した。
 結果は、長野県の矢澤貴司選手(矢守産業)が優勝。松岡秀治選手(ツリーライフサポート)が僅差で2位入賞を果たし、女性クラスは星野絵美選手が優勝した。矢澤選手は、ハスクバーナアンバサダーとして2022年9月9~11日にかけてデンマークで開催される、ITCCへ出場する。
    ♢ 
 矢澤選手は12年を超える林業作業経験者で、チェンソープロであるとともに、ISA認定ツリーワーカー/クライマースペシャリストとして活動。2013年には、日本ツリークライミングチャンピオンシップ(JTCC)に初出場し、その後国内外合わせて8度の大会出場を経験。2016年にはAPTCC香港大会、2019年の同オーストラリア大会にも出場し、敢闘賞を受賞している。
 また、2018年と2022年には日本伐木チャンピオンシップ(JLC)のプロクラスで出場を果たしている。
 その矢澤氏はハスクバーナブランドアンバサダー「H―TEAM」のメンバーに今年選定。H―TEAMとはプロユーザーから選出されたハスクバーナアンバサダーで、主にエンドユーザーが訪れる様々なイベントへの出席や新商品等の導入サポート、メディアへの露出など多岐にわたる活動をしている。
 現在、世界20カ国49名が任命されており、日本では矢澤氏を含め5名が活動中。

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