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次世代の発展方向見据え ニーズの変化に対応 北農工が71回総会、表彰式

北海道農業機械工業会(満永敬哉会長)は5月19日、札幌市のANAクラウンプラザホテル札幌とオンラインで第71回通常総会並びに令和4年度表彰式を開催した。表彰式で挨拶に立った満永会長は「製造業の発展は従業員による日々の改善・改革の積み重ねとその実践による成果によるところが誠に大である。これまでのご努力に深く感謝する」と述べた。

 総会では、報告事項として、令和3歴年度の農業機械出荷調査の結果を説明。総出荷台数は対前年比13・2%増の2万6689台、総出荷金額は同0・8%減の216億9193万円となった(詳細次号以降)。
 また、令和3年度事業報告及び収支決算報告、令和4年度事業計画書及び収支予算書などを審議、決議した。
 令和4年度事業計画では事業運営方針として、「近年のトラクタの大型化とそれに伴う作業機の大型化は、農家の経営規模拡大とオペレータ数のひっ迫を反映している。また、農業者からは省力化とともに調節や調整の自動化が求められており、変化する農機ニーズへの対応は製造者の社会的責務と言える。これらに応えるには製造者としてのさらなる能力向上とともに自社の強みを発揮できる新たな柱の確立が求められる。一方、農機メーカーやディーラーの現場では人材不足が深刻化しており、働き方改革への対応とともに人材の確保が喫緊の課題。関係機関と連携し人材確保に向けた支援を進めるとともに、新たな各種法令へ適正に順守するための取組みが必要となる。本年度は、次世代の農業機械や技術の発展方向を見据えながら、会員各社の発展に寄与する」と設定。具体的には、北海道農作業安全運動推進本部と連携し、農作業安全運動を推進するほか、日本農業機械工業会と連携し、作業機を装着または農耕作業用トレーラをけん引するトラクタの公道走行に関する対応の啓蒙活動や安全に公道を走行できる農業機械の製造及び普及を支援する。
 その後場所を移し表彰式。優良農業機械・施設等開発改良表彰の北海道農業機械工業会会長賞及び北海道知事賞を日本甜菜製糖紙筒事業部のチェーンポット式野菜移植機ひっぱりくん動力ユニット「HPD―2G」が受賞した。
 続いて永年会員として北海道クボタ、日農機、タカキタ北海道統括室、ヰセキ北海道、三菱農機販売北海道支社、ヤンマーアグリジャパン北海道支社の6社を表彰。また、役員表彰は毛利剛氏(サンエイ代表取締役)。その後従業員功労表彰。受賞者は次の通り。敬称略。
 ▽石本和重(IHIアグリテック)▽弓場公彦(同)▽中村茂樹(同)▽阿部知之(エフ・イー)▽大柿弘幸(オサダ農機)▽菅頭葵(本田農機工業)。

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