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ササキコーポレーション ブームマスターZ 、アタッチ交換可能 1台で場面に応じた草刈り

先端アタッチメントを付け替えて、場所に応じた草刈り作業ができることで注目を集めているのがササキコーポレーション(佐々木一仁社長)のマルチインプルメント「ブームマスターZ」だ。格納幅2.5mで大型特殊免許に対応し、面倒で危険も伴うこともある草刈り作業の負担を軽くする安全性と使いやすさを追求した各種機能を搭載している。
 〝より安全に、より使いやすく〟が「ブームマスターZ」の開発コンセプト。ササキコーポレーション=青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1―259=は2007年にフレールモアの発売以来、ニーズに応じた草刈り作業機械を開発してきたが、今回紹介するブームマスターZはアタッチの付け替えが可能なこれまでにない農業機械だ。
適応トラクタ馬力35~70‌PSの「BMZ100DX」と同70~135PSの「BMZ200DX」の2機種をラインアップ。折りたたみ時の視界を考えた国内初のZフレームに従来機で追求した安全性と操作性を両立。コンパクトに格納する水平折りたたみ〝Zブーム〟で低い重心と良好な後方視界を確保。同機の大きなポイントは次の3点だ。
【誰でも簡単操作】従来ブームモアを作業位置にもっていくにはレバー操作を8回以上要するが、同機はボタン+レバー操作のワンアクションでホームポジションに自動展開・格納。作業すればその便利さを実感するはず。
【安全性】センサーがブーム作業範囲を制御してトラクタへの接触を防止。ローターが回っている状態でブームをトラクタ後方へ操作すると作業範囲外では自動停止するなど、高い安全機能を装備。
【地面の凹凸も自動制御で快適作業】土を削る等作業部に負荷が掛かった場合にブームを自動で上げて機械の損傷を防ぎながら作業を進める「フレーム部負荷センサー」をはじめ、障害物の負荷からブーム本体を保護する「ブーム先端部オートフロート」、ブームを80度後方へ逃がす「ブレーキバック機構」といった〝作業を止めない〟各種保護機能を搭載している。
 格納時の全幅が2.5m以下の大型特殊免許に対応し、灯火装置などを備えた公道走行対応標準装備モデル。日本の道路事情に合わせた左向きブーム仕様で、アタッチ部が運転席から見える位置まで前方に移動できるので、半身の姿勢にならず作業ができるので負担も軽くなるはず。この他、無線ジョイスティックリモコンで直感的な操作ができるなど、同社製品で好評な点をギュッと詰め込んだ作業機だ。
 専用アタッチメントは①ほ場周りの草刈り作業で威力を発揮する「フレールモアアタッチMF90/100」と②ガードレール下や障害物のある場所の草刈りを得意とする「際刈アタッチMSC50」の草刈り作業用ヘッドを用意。フレールモアアタッチはBMZ100DX用の「MF90(作業幅900㎜)」と、BMZ200DX用の「MF100(同1000㎜)」を用意し、際刈アタッチは障害物を回避しながら際に沿って刈り残しなく作業が行える。
 アタッチメント交換はワンタッチで簡単。面倒な草刈り作業を効率よく行える同機を是非上手に使って欲しい。

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