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選別性能が大幅向上 、BELTUZA刷新 サタケ

サタケ(松本和久社長)は、2014年に発表した多用途ベルト式光選別機「BELTUZA(ベルトゥーザ)」シリーズを刷新、4月1日発売した。
 豆類業界、加工食品業界、工業製品業界など幅広い市場に向けて開発された光選別機「BELTUZA(ベルトゥーザ)」シリーズは、高い選別性能と簡単な運転・設定操作で好評を得ている。
 今回、同シリーズに最新の技術を搭載し、機種ラインアップも拡張し、グレードアップした。
 新型「BELTUZA」シリーズの特長は次の通り。
【特長】①形状選別の精度が大幅に向上(オプション)=割れた原料や原料同士が固着した原料を形状選別できる機能に、新しいアルゴリズムを採用し、「欠け」などの選別精度を大幅に向上させたオプションを新たに用意②近赤外線を2波長使うCSV600BWを追加ラインアップ(新)=可視光線と近赤外線1波長を併用する「BELTUZA XeNO」に、近赤外線を2波長使うことができる仕様(型番CSV600BW)を追加。従来機よりも原料と同色の異物や類似色の不良品を検出する精度が向上。
 ③MIX感度を新搭載=「BELTUZA XeNOゼノ」に、MIX感度を新搭載。フルカラーカメラからの可視光線の情報と、近赤外線カメラからの情報を組み合わせて利用し、色の違う不良品はもちろん、類似色の不良品や異物の選別精度も大きく向上④検量線を簡単・迅速に作成=光選別に必要な検量線(原料の種類ごとに設定される判別基準の初期設定データ)を簡単な操作で作成できる、自動検量線作成システム「サタケ・スマート・センシティビティ」を搭載⑤衛生面に配慮した構造=ステンレス製ボディは清掃が簡単に行えるよう分割構造。原料を供給するフィーダ部はアタッチメント方式を採用することで簡単に取り外して清掃できるほか、使用目的に応じて製造ラインとの連結も考えた構造。
 なお、自動検量線作成システム「サタケ・スマート・センシティビティ」や分割構造のステンレス製ボディ採用などの特長は、前モデルから継承している。
 メーカー希望小売価格(税込)は、フルカラーカメラ搭載「BELTUZAベルトゥーザ」(型式CSV600BI)が2200万円、近赤外カメラも搭載する「BELTUZA XeNO」(型式CSV600BMとCSV600BW)が2640万円および2695万円となっている。販売目標は初年度10台。
【仕様】▽型式=CSV600BI、同BM、同BW▽処理能力(原料の種類や原料中の不良品混入率、選別設定により異なる)=0.1~6.0(大豆中粒の場合)t/h▽主な用途(原料の性状により選別できないものがある)=豆類、ナッツ類・種子・食品(菓子等)・工業製品(リサイクルプラスチック等)▽供給方式=電磁フィーダ供給方式(取り外し可能)▽ベルト=材質:ポリウレタン(食品衛生法適合品)、形状:有効幅:650㎜・有効長:1680㎜▽光学部=カメラ:CSV600BI:フルカラーCCD×4個、同BM・同BW:同、NIRカメラ2個、光源:CSV600BI:白色LED×6本、同BM、同BW:NIRLED×4ライン▽エジェクタバルブ=5㎜ピッチ×136ヶ▽清掃装置=ワイパ、スイーパ▽所要電力=CSV600BI:2.0‌kW(単相AC200~220V)、同BM、同BW:2.2‌kW(同)▽必要エア量=1000~1500 Nl/min▽必要集塵量=10㎥/min▽期待質量=約800㎏▽オプション=①集塵口付不良品ホッパ②寒冷地ヒーター③ブロワ④バッファーシート(良品の緩衝用)。