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乗用溝切機が好評 乗ったままハンドル操舵 大竹製作所

大竹製作所(大竹敬一社長)の水田乗用型溝切機「NR―1」(リアエンジン)と「NTH―1」(フロントエンジン)は、まっすぐに安定したきれいな深い溝を切ることができると好評だ。溝切作業はぬかるんだ田んぼの中を歩く重労働だが、同機は乗ったままの状態で溝切りできる。乗用型水田除草機「JJ―1」とともに負担軽減・省力化に貢献し、喜ばれている。

 大竹製作所=愛知県海部郡大治町大字中島字郷中265=の乗用溝切機はいずれも、ハンドル操舵が可能で小回りの利く操作性の高さが特長。ステアリングの切れ角は30度、最小旋回は半径1.5m。無理に押し広げないため崩れにくい上、超湿田にも対応する。標準型(JS型溝切板がセット)と超湿田用(JK型溝切板がセット)の2型式あり、用途に応じて選ぶことができる。
 リアエンジン仕様の「NR―1」は機体後部にエンジンがあり、視界が良く条間が見やすい。アーチ型デザインの新構造フレームを専用設計し、ハンドル操作に連動してエンジン・伝動部が軽快に追従する仕組みとなっている。
 フロントエンジン搭載の「NTH―1」は重心が機体前方にあるため、車輪を軸に溝切板が持ち上げやすく、取り回しに優れたモデルとなっている。
【NR―1(標準型)主仕様】▽全長1210×全幅510×全高1020各㎜▽重量24・6㎏▽車輪径=600㎜▽溝の大きさ=幅210㎜、深さ110㎜▽能率=毎時60a▽使用エンジン=丸山41・5㏄、ゼノア40・1㏄、メイキ42・7㏄。
 同社は乗用型水田除草機「JJ―1」も手掛ける。軽量・スリムな車体が特長で、ターンも楽々。除草部を上げて次の作業場所に移動できる。歩行型の除草機に、農家の「ちょっとだけ乗れたら」の声に応えて開発。機能を絞って低価格化、機械を分割し軽トラへの積載も可能。5条・7条の2タイプがある。簡易で使いやすい除草機として、有機・自然栽培や減農薬栽培に取り組む農家に支持されている。

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