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日農機製工 新型ピタROWくん 多収量地帯で能力発揮

日農機製工=西原規恭社長、北海道足寄郡足寄町郊南1―13=の昨年発売したビートハーベスタ『ピタROWくん』の新型式が好評だ。LX―680Tなど4型式で、どのモードでもタイヤが簡単に中立復帰する「中立復帰ボタン」など、より便利な機能を追加。680では多収量地帯での高速作業を可能として、高能率な作業ができることから喜ばれている。

 ビートハーベスタ「ピタROWくん」の新型式は「LX―680T(左ダンプ式、タッパー付)」、「RX―680(右ダンプ式、タッパー無)」、「LX―433T(左ダンプ式、タッパー付)」「RX―433(右ダンプ式、タッパー無)」の4型式。タンク容量はLX―680T、RX―680が7.7㎥、LX―433T、RX―433は4.5㎥。
 より便利な機能が追加されており、中でも操作ボックスではタイヤ操作が《全自動モード》のままでも《半自動》・《手動》と同じ操作が行えるのでモードの切り替えが不要に。その上、《全自動モード》ではPTO回転数が高くなってもタイヤの微妙な角度調整が行えるようになっている。さらに、どのモードでも『中立復帰ボタン』を押せば簡単に直進状態に戻すことができ、さらに従来の操作ボックスよりコンパクトで軽量に改善している。
 また、掘り取り作業中のハーベスタの掘り取り深さとロータリーバケット・送りコンベヤの停止を検知する「検知ボックス」を新搭載。オペレータは運転席からハーベスタの状態を確認できるので、これまで以上に安心して掘り取り作業に専念することができると喜ばれている。
 さらに680では、コンベヤ速度の見直しやロータリーバケットの大径・ワイド化とその周辺構造の見直しにより、ビートをよりスムーズに運搬することを可能とし、肥大したビートが多いほ場や密植でビートの株数が多いほ場などの多収量地帯でも、従来モデルよりもより高速に、確実に収穫作業が行えるようになり、同地域において高い支持を集めている。
 現場で得た情報を基にバージョンアップを繰り返しており、昨シーズンの評判を聞いた生産者から問合せを得ているそうだ。

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