農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

四国初のハスクバーナプレミアムショップ「ハスクバーナ徳島」が４月15日、徳島県徳島市国府町に誕生した。運営するのは地元で林業一筋の大久保林産業で、オープニングセレモニーで店長の大久保仁史専務取締役は「ハスクバーナプレミアムショップで日本一の店を目指す」と宣言。17日まで行ったオープン展示会は来場者で賑わい、幸先良いスタートを切った。
　ハスクバーナ・ゼノア＝パウリーン・ニルソン社長、埼玉県川越市南台１―９＝は、ハスクバーナとゼノア両ブランドのキーショップ『プレミアムショップ』『ブランドショップ』を各地に展開している。この度オープンしたハスクバーナ徳島は、プレミアムショップとして５店目。その同店を経営する大久保林産業の大久保博規社長（37歳）と大久保仁史専務取締役（34歳）が目指すのはユーザー目線の店作りだ。
　約70年前に徳島市国府町で創業した大久保林産業は、６年前に社長交代を行って兄弟二人三脚で盛り立て、電線に接近する支障木の伐採や保守・管理をメインに事業展開している。「ショップ経営のきっかけは、実際に作業で使っているハスクバーナ製品を広めたいという大久保専務の強い思いから」とオープニングセレモニーで述べた大久保社長。約１年前にハスクバーナ・ゼノア担当の大野慎一西部支店支店長へ相談。イメージ通りの店舗を作り上げた。
　お洒落な外観の約28坪の店内には最新ハスクバーナチェンソーをはじめ、ゼノア製品を含めた３００品目の製品が専用棚にズラリ。ウェアやアクセサリーなどの関連商品も分かりやすく展示し、中庭にはロボット草刈機「オートモア」デモゾーンも設置。様々な製品を見て、触れて、すぐ買えると共に、店舗横に整備工場を設けてアフターサービス体制を備えている。
　店長を務める大久保専務は「若い頃からチェンソーを使っていて〝ハスクバーナってカッコいいな〟とずっと思い続けてきた。けれど、使わなかったらその良さが伝わらない。なので自分自身こんな場があったらいいなと思うショップを作らせてもらった。試し切り一つとっても他にはないシチュエーションを設けるなどユーザー目線にこだわった、見た目も中身も日本一のショップにすることを約束する」と宣言した。その上で、「この場所を選んだのは国府町のシンボルである気延山近くに見える夕陽が気に入ったから。テラス席を設けたので山仕事を終えた林業マンが集える場にしたい。是非一度見に来てください」とＰＲ。オープン展示会には３日間で７００人が訪れ、大賑わいとなった。
　応援に駆け付けた木寺隆営業本部長は「今回でプレミアショップをはじめとしたキーショップが合わせて22店目になった。近畿でＴＶＣＭを開始し、その放映エリアのショップにはどんどん問い合わせが来ているので期待して欲しい」と最大限のサポートを約束した。
【「ハスクバーナ徳島」概要】▽住所：徳島県徳島市国府町中８０１―１▽電話：０８８―６６０―２０００。