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JA全農 出光興産・出光リテール販売との取組

JA全農では、安全・安心で地球環境にも配慮した『JA―OIL』の拡販を図っている。ガソリンスタンド(JA―SS)での販売は国内の給油所が減少し、セルフ店舗が増える中で、組合員へのサービスをどう強化していくかが今後の課題となっている。一方、農機のオイル交換はJA農機センターの他、メーカー・販売店などのプロに任せるのが一般的だが、組合員自らが行っているケースも多く見られることから、『JA―OIL』の商流を農機部門にも拡大し、組合員への販売を強化している中四国エリアでの取り組みが全国的にも注目されている。
 『JA―OIL』の製造元(元売り)でJA全農と一緒に推進活動を展開している出光興産の宮内一実潤滑油二部潤滑技術一課担当マネジャーと出光リテール販売の篠崎良平営業部担当課長に話を聞いた。
 ――最初にお二人のプロフィールから。
「(宮内)これまではSSの燃料油(ガソリン・軽油など)の業務が長く、昨年7月から系統向け潤滑油(自動車・農機向けエンジンオイルなど)を担当させて頂いている。国内農業は少子高齢化などで衰退傾向にあるといわれながらも農機用JAオイルはもっと伸ばせる分野だと思っている。JAグループ全体で組合員数は約1000万人と伺っており、全組合員の皆様に『JA―OIL』を使って頂けるようにアプローチしている」
「(篠崎)出光興産から昨年4月に出光リテール販売へ出向し、出光興産では工業用潤滑油(油圧作業油など)を扱ってきたこともあり、現在は潤滑油の全般的な窓口をさせて頂いている。組合員のために開発された『JA―OIL』をもっと多くの方に知ってもらい、浸透を図っていきたい」
 ――推進活動の状況は。
「(篠崎)出光リテール販売の各カンパニーの仲間と一緒になって、従来のSSから新しい納品先としてJA全農の各県本部の農機部門・農機センターへの推進活動を強化している。農機部門の担当者からすると『JA―OIL』はガソリンスタンド(JA―SS)のオイルという認識が強いという印象を受けている。このため、先ずは農機用オイルのラインナップも幅広く取り揃えていることをお伝えし、農機センターで定期的に行うオイル交換や整備点検の際に、『JA―OIL』を使って頂けるよう地道な推進活動を行っている」
「(宮内)組合員の農家さんに農機を納入されているディーラーや販売店さんとの繋がりによって純正品や他社品がいいというところもあれば、『JA―OIL』がいいというところもある。多くの農家さんの選択肢の一つに『JA―OIL』を使ってもらえるように働きかけることで、更なる利便性の向上に貢献できるのではと思っている」
 ――原油価格の高騰等による取扱量の変化は。
「(宮内)やはり原油が高くなったら燃料を使うのを抑える、併せてオイル交換も抑えるなど、いわゆる交換周期の延長が起こる。また、今の農機はエンジンオイルを貯めておく『オイルパン』がコンパクトになって、農機用オイルの使用量は何もしなければ漸減傾向にある。全体の拡販のためには、従来のSSでの販売だけでなく、農機用も『JA―OIL』をマイブランドとして育成する気持ちになって、農家の皆さんへ働きかけていく動きが大切だと思う」
 ――認知度向上のために必要なことは。
「(篠崎)出光リテール販売は、JA全農の営業納入代行を担っており、JA全農ブランドである『JA―OIL』を幅広くお取り扱い頂くことでJA全農の収益のみならず組合員である農家の皆さんの手取り最大化にも貢献する意義を訴えて取り組んでいる。出光グループが長年培ってきた潤滑油開発力の知見が詰まった高性能品であることをSS向けの研修会や勉強会を通じて全国各地に発信させて頂いているが、今後は農機部門・農機センター向けにも取り組んでいきたい」
「(宮内)出光興産には全国の各支店に系統潤滑油担当者がいる。そこで出光リテール販売の各カンパニーのスタッフと共にJA全農の推進担当の方々と一緒にタッグを組んで動きながら情報をフィードバックしている。JA全農の推進活動を積極的に後方支援するのが理想的な形だと思う」
 ――今後の抱負は。
「(宮内)依然として農機用オイルは農家の必需品なので少しでも『JA―OIL』を使って頂けるような活動を加速していく。その上で安全・安心で信頼できる品質の高さを訴求していくことが元売りである私たちの役割ではないかと思う」
「(篠崎)これから農業を始めようという若い世代に『JA―OIL』の魅力である安全・安心な性能の良さをアピールしたい。全国各地で開催予定のJA全農の農機展示会に『JA―OIL』の出展ブースを用意し、農機用オイルとしての訴求ポイントも示しながら認知度向上を図りたい」。

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