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2022年ヤンマーアグリグローバル大会

ヤンマーアグリ(増田長盛社長)は1月26日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ「2022年ヤンマーアグリグローバル大会」をオンライン開催し、優秀特約店を表彰した。増田社長は「今あるものをただ変えていく改革に留まらず、根本から変えていく変革に挑戦していく」「日本農業の転換期において、特販店の皆様とともに乗り越えていきたい」(別掲)と決意を示した。

【ヤンマーアグリ・増田社長の挨拶】
 当社には『品質はメーカーの良心である』という言葉がございます。昨年春の当社組織再編により、開発・生産・品質保証・管理を一つに統合致し、メーカーの原点でもある『品質』を軸として、お客様のご意見を迅速に反映した商品・サービスを提供できる体制の構築を進めております。
 2021年度のヤンマーグループ全体の業績につきましては、海外を中心とした売上高の伸長や国内における業務の効率化と全社的なコスト構造改革を推進したことにより、2020年度と比べ増収増益を見込んでおります。これもひとえにコロナ禍においても趣向を凝らし、時代の変化にあった営業活動を展開して頂いております特販店の皆様のご尽力の賜物です。改めて皆様に御礼申し上げます。
 さて、日本の農業を取り巻く環境に目を向けてみますと、気温上昇に代表される気候変動やこれに伴う大規模自然災害が日本各地で発生し、これら環境の変化は農産物の育成に年々影響を与えております。また、世界の人口が増加する中、日本では農業生産者の減少や高齢化が進み、さらには食料に加えて農業に必要な肥料の原料や化石燃料の多くを海外からの輸入に依存しております。日本人が今までと同じ様な食事を基盤とした生活を維持するためには、持続可能な農業の確立が急務であるとの理解の下、昨年、農林水産省は『みどりの食料システム戦略』を策定しました。
 この戦略では、これまでに無い様な革新的な技術や生産体系を開発し、現場で実装することが急務であり、農業における変革を必要としております。この様な世界や国の方向性と相まって、ヤンマーでは〝A SUSTAINABLE FUTURE〟をブランドステートメントとして掲げ、人と自然が共存できる社会を目指しており、2050年に向けてカーボンニュートラルに対応するための取り組みを始めております。また、皆様よりご好評頂いておりますスマートパイロットシリーズのラインナップ拡充をはじめとして、新しい時代の要請にあった商品開発も加速して参ります。今あるものをただ変えていく改革に留まらず、根本から変えていく変革に挑戦して参ります。
 新たな変異株の出現などコロナウイルス感染の終息の目途がつかず、皆様の営業活動においても影響が続くものと存じますが、皆様の健康を第一に日本の農業の転換期において特販店の皆様と共に乗り越えていきたいと考えております。

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