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2022年上期新商品 ~井関農機~

井関農機(冨安司郎社長)は昨年12月8日、2022年上期新商品16品目27型式を発表した。本紙では回を分け、これを紹介する。今回は、農家からホビーユーザーまで幅広く好評なミニ耕うん機を、より使いやすくモデルチェンジした「KCR659」「KMR3シリーズ」「KVR753」の3機種。また、機体バランスの良さなど基本性能を踏襲しながら、さらなる安全性、整備性の向上を図ったプロ仕様の2輪管理機「KK7シリーズ」を紹介。価格は全て、税込み希望小売価格。
【ヰセキミニ耕うん機KCR659】発売型式KCR659(6.3?PS)。
 より楽しく、より安心して作業が行えるよう、使い勝手を向上。
《主な特長》必要十分な出力と使いやすさで家庭菜園でマルチに活躍するロータリ一体型耕うん機。
 ①作業性▽特徴の異なる3種のロータリタイプをラインナップ=?デュエットロータリ仕様(HX型):外側の爪は正転、内側の爪は逆転する一軸正逆の爪軸により、硬いほ場でもダッシングを防ぎながら、しっかりとした耕うん作業が行える。また「うね立てプレート」を装備し簡易的なうね立て作業が可能?うねっこロータリ仕様(SDU型):ロータリカバーが左右に開閉し、本格的なうね立てを行える。耕うん時の砕土性や反転性、うね立て時の土の飛びにより優れた性能を発揮するナタ爪を採用?軽快うねっこロータリ仕様(SDUH型):ロータリカバーが左右に開閉し、うね立て性能に優れる。正逆兼用爪により、正転での耕うん作業、逆転でのうね立て作業が爪軸の付け替えなしで行える。
 ▽始動性のよい新エンジンを採用。キャブレタ内の燃料をワンタッチで排出することができるキャブドレン付きで、保管時などの燃料トラブル防止に有効。オイルバス式エアクリーナにより、土ホコリにより強く安定した性能を発揮。ばねアシストの楽リコイル付きで軽い力で始動できる▽作業用の変速を2段持っているので、ほ場条件や作業内容(耕うん・荒起こしなど)に合わせた速度で作業ができる。高速耕うんによる高能率作業も可能▽ハンドル高さが手元で4段階に調整でき、作業条件や体格に応じた姿勢で作業が行える。直線作業中は適正位置で、旋回時には低い位置に下げて機体を軽い力で持ち上げることができる。
 ②安心装備▽デッドマンクラッチ機構を採用し、ハンドルを握ると前後進、離すと停止する。旋回時にはロータリを地面から離すと爪の回転が停止し、足の巻き込み、土の飛散を防ぐ(ロータリアップストップ)。もしものときには、ハンドル手元のスイッチを押すとエンジンが停止▽ハンドル手元操作に駐車ブレーキレバーを備え傾斜地でも駐車が簡単。トラック等で運搬するときに便利な固定フックを装備し素早くしっかりと機械を固定できる▽取扱いに不慣れなユーザー向けに使用方法を説明した動画を用意。同機に貼り付けられているQRコードを読み込むと、スマートフォンやタブレットなどで動画を視聴でき、取扱説明書も参照できる。
 発売時期は2021年12月。販売目標台数は年間3500台。希望小売価格はKCR659=25万8500円~26万6200円。
【ヰセキミニ耕うん機KMR3シリーズ】発売型式KMR303(3.0?PS)、同403(4.2?PS)、同603(6.3?PS)。
 自家野菜を作る農家や家庭菜園初心者が快適に使えるよう、さらに安全性と操作性を高めモデルチェンジした。
《主な特長》軽量コンパクトな機体で誰にでも使いやすいロータリ一体型耕うん機。
 ①作業性▽特長の異なる作業部をラインナップ=?一軸正逆転ロータリ(HX型):外側の爪は正転、内側の爪は逆転する一軸正逆の爪軸により、硬いほ場でもダッシングを防ぎながら、しっかりとした耕うん作業が行える?うね立てプレート(HX、DH型):うね立て器を別途購入することなく簡易的なうね立てができる「うね立てプレート」をロータリリヤカバーに装備?うねっこロータリ(SDUH型):KCR659と同。
 ▽始動性のよい新エンジン採用▽セルスタータ仕様(G型)で始動がより楽に。キーを抜くことで盗難防止にも役立つ▽ハンドル高さが手元で3段階に調整可能。
 ②安心装備▽デッドマンクラッチ機構採用▽固定フック装備▽ハンドル手元のQRコードで取扱説明書を閲覧できる。
 発売時期は2022年1月。販売目標台数は年間2500台。希望小売価格はKMR303=16万8300円~17万2700円、同403=18万1500円~22万7700円、同603=22万7700円。
【ヰセキミニ耕うん機KVR753】発売型式KVR753(7.0?PS)。
 取り回しの良さなど基本性能を踏襲しながら、さらなる安全性の向上を図った。
《主な特長》安定した機体と簡単な操作で耕うん・うね立て作業が出来るロータリ一体型耕うん機。
 ①作業性・操作性▽外側の爪は正転、内側の爪は逆転する一軸正逆の爪軸(デュエットロータリ)で硬いほ場でもダッシングを防ぎながら、しっかりとした耕うん作業が行える▽作業用の変速を2段持っているので、ほ場条件や作業内容(耕うん・荒起こしなど)に合わせた速度で作業ができる。また、高速耕うんによる高能率作業も可能▽始動性のよい新エンジン採用▽ベベル減速式尾輪調節機構により、尾輪調節が作業中でも軽い力で行える。耕深調節が容易でより安定した耕うん作業に役立つ▽ハンドル高さが手元で3段階に調整可能②安心装備▽体に触れるとクラッチが切れるセーフティクラッチレバーを装備。バック作業や挟まれ時の事故を防ぐ▽ハンドル手元のQRコードで取扱説明書を閲覧できる。
 発売時期は2021年12月。販売目標台数は年間200台。希望小売価格はKVR753=42万2400円。
【ヰセキ2輪管理機KK7シリーズ】発売型式KK67(6.3?PS)、同77(7.3?PS)、同87(7.6?PS)、同107(10・0PS)。
 プロ農家の野菜作りに欠かせないうね作りやマルチ作業などの管理作業に最適な2輪管理機。機体バランスの良さなど基本性能を踏襲しながらさらなる安全性、整備性の向上を図った。
《主な特長》野菜作の様々なシーンに対応する直進性能の高いプロ仕様の管理機。
 ①作業性・操作性▽ハンドルで入切ができるサイドクラッチを備え旋回動作がスムーズに。ハンドル高さが手元で4段階に調整可能(KK107は5段階)。またハンドルが左右方向に180度以上8段階に回動。ハウス内など狭い場所でも適した作業位置が取れる②始動性のよい新エンジン採用。キャブレタ内の燃料をワンタッチで排出できるキャブドレン付きで保管時などの燃料トラブル防止に有効。オイルバス式エアクリーナにより、土ホコリにより強く安定した性能を発揮する。
 ③安心装備▽セーフティクラッチレバー装備▽ハンドル手元のQRコードから取扱説明書を閲覧可能。
 発売時期は2022年3月。販売目標台数は年間500台。希望小売価格はKK67=28万6000円~30万3600円、同77=29万9200円~32万2300円、同87=32万3400円~34万1300円、同107=39万4900円~42万1300円。

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