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果樹栽培の効率化へ 米スタートアップに出資 ~クボタ~

クボタ(北尾裕一社長)は、画像解析技術とAIにより、ブドウやブルーベリー等の果樹の生育状況や病害虫検知を手掛ける米国のスタートアップ企業「Bloomfield Robotics,Inc.」(以下「Bloomfield社」)に出資した。
 クボタは果樹栽培の効率化・生産性向上のためのソリューション提供を目指し、複数のスタートアップ等との連携を進めている。Bloomfield社が展開するサービスは、同社が開発した専用の車載用カメラで撮影した農園内の果樹の画像データをAIが解析・診断し、作業提案を行うもの。同社のカメラは農園内を走行できるあらゆる車両に装着可能で、走行しながら果実や葉の色、成熟度、大きさといった作物の状態を画像データとして収集可能。画像データはAIが加工・解析・診断、病害虫対策や収穫時期の提案を行う。
 データ取り(撮影)から提案までを短期間で行うことで、早期段階での病害虫検知や収穫量予測等に基づくタイムリーな対応が可能となり、果樹農家の収量向上やコスト削減へ大きく貢献できる。
 クボタは、今回の出資によりBloomfield社と連携していくことで、果樹分野におけるスマート農業化を促進していく。
 なお、今回の出資は、同社が2019年12月に参加した米国のSVG Venturesが運営するスタートアップアクセラレータープログラムである「THRIVEアクセラレータープログラム」との連携を通じて実現したものであり、SVG Venturesとの共同出資となる。
【Bloomfield社の概要】▽代表者=Mark・DeSantis(CEO)▽本社=米国ペンシルベニア州ピッツバーグ▽設立=2018年▽事業内容=画像解析技術とAIを活用した植生モニタリングサービスの提供。

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