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2日間で約2000名が来場 次期作に向けて機械投資提案 2021お客様感謝祭 ~落合刃物工業~

落合刃物工業=落合益尚社長、静岡県菊川市=は11月5~6日、同社特設会場で『OCHIAI2021お客様感謝祭』を開催、2日間で約2000名が来場した。来場者は次期作に向け真剣に機械投資を検討していった。落合社長は「昨年はコロナ関連予算で販売実績が底上げされた。今年は反動も懸念されるが、このように多くのご来場を頂き心強い」と述べた。
 昨年に続き、今年も、検温・消毒・飲食なしと新型コロナ感染対策も万全に実施されたお客様感謝祭だったが、来場客には、既にそれらも新しい日常となっているようで機械を比較検討する姿は真剣そのものだった。
 会場正面のテントには幅広い層に人気の乗用コンテナ型摘採機『OHC―5DVBⅡ』、隣には『同―11VB』、『同―33VB』『生葉コンテナトラックコンテナNCO2』を展示。その後列には、袋取りの乗用摘採機『ななこ』『まるこ』『ごろうさん』、防除機『まるぼう』OMF―01、同―7FA、今回初披露された新型乗用管理機『OMR―6』が新型肥料散布アタッチメント「R―6SC』などとともに展示披露され、注目を集めた。また大規模経営向けに肥料散布と農薬散布に特化した乗用管理機『OMR―12』も参考出品。そのほか多種多数の展示機の前では、連れ立って来場した販売店なども交えて機械についてあれこれと熱く議論していた。
 また屋内の展示スペースでは乗用摘採機『OHC―5DVBⅡ』の海外向けや低床型、ぶどう剪枝機が注目を集めた。新商品のバッテリー式ヘッジトリマーもDVDで紹介、これにも来場者の関心が高かった。このほか肥料散布機や摘芯機、可搬型摘採機や純正オイル、手鋏など、幅広い商品が展示・販売され来場者に次期作への意欲をかきたてた。
 展示会場内で菊川市の堀川園の堀川佳道社長に話を聞くことができた。堀川園は3代にわたる自園自製直販農家。堀川社長は「地域の人口減少や、地域茶業の担い手不足の中、素晴らしい茶園風景を維持し、地域を守りたいと思っている。その為には、変えられるものは即座に変え、変えたくないものは徹底して変えない事が必要だ。厳しい茶業情勢の近年、肥料や防除を減らし、茶葉品質を落としている農家が増えている。当園では茶葉づくりには、手間とお金と情熱を注ぎ、今まで以上の茶づくりを!の思いで日々取り組んでいる。その中で経営の効率化は大切。性能の高い茶園機械は我々にとって欠かせないパートナーだと思っている」と話してくれた。
 堀川園は堀川社長のご両親、弟の卓巳さんを中心に雇用3名+繁忙期のアルバイト15名で27?haの自園に加え、4ha超の買葉で経営。当日は新型の肥料散布アタッチメントなどを購入した。このアタッチメントはすでにモニターとして使ってみていたが、今回の購入にあたっては、高品質茶葉にこだわる堀川社長ならではの、さらに株元近くにフォーカスできるように散布位置のアレンジをリクエストした。こうしたユーザーからのリクエストに迅速に対応するのも落合刃物工業の社風であり、強みだ。

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