ササキ スマート追従畝またぎキャリア発表 人や畝を自動追従
ササキコーポレーション=佐々木一仁社長、青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1―259=は3月10日、関東営業所でキャベツ、ブロッコリー、レタス・白菜など野菜の選別収穫の省力・省人化を実現させるスマート追従畝またぎキャリア「SATSUKI(さつき)/SAP300」製品を発表した。畝と人を自動追従して運搬を自動化。実演で能力を披露した。
冒頭で甲地重春取締役技術開発部長は、開発の背景に農業現場の深刻な労働力不足と高齢化をあげた。「農作業の大きなウエイトを占める『運搬作業』の省力化に着目した。この工程を自動化することで身体の負担を減らし、若者が参入しやすいスマートな農業への転換を促したい」と述べ、既存の追従機とは一線を画す同機独自の機能を強調した。
「SATSUKI」は、状況に応じて使い分けられる2つのモードを搭載。第一は、超音波センサーを用いた「畝の自動追従モード」。
機体下部に配された計4つのセンサーが畝との距離を正確に感知し、タイヤが畝を踏まないよう常に一定の距離を保ちながら自律走行する。「畝そのもの」を認識して進路を修正するため、人が介在せずとも通路の中央を走り続けることを可能にしている。第二は、フロントに搭載された3Dステレオカメラによる「人追従モード」。AIが特定の作業者を識別し、1mの距離を保って忠実に後を追う。人が動けば進み、止まれば即座に停止。作業者は収穫や選別といった付加価値の高い作業に専念することができる。
走行を支えるため左右2つの単独モーターによる独立駆動を採用。最大積載量300㎏で、登坂傾斜角は空荷状態で25度。バッテリー駆動、音も静かなので早朝でも作業ができ、バッテリー1個あたりの稼働時間の目安は約3時間。2個まで搭載することができる。安全面もセンシングによる停止機能と物理的なバンパースイッチを併用して万全を期している。更に作業者の身体的負担を軽減するために電動昇降装置を搭載。トラックの荷台高さに合わせることもできるので、「荷物の移し替え時に中腰姿勢にならずに済む」と説明した。
実演デモでは、カタログスペックを裏付ける圧倒的な実用性を証明。「人追従モード」では、作業者が歩き出すと機体が一定の距離を保って滑らかに追随し、立ち止まれば即座に停止する様子を披露。さらに、畝を模したコースでは「畝追従モード」に切り替え、オペレータが一切触れることなく超音波センサーが畝の形状を読み取り、左右独立モーターを細かく制御して進路を補正。タイヤが畝を踏むことなく、正確に中央を走り抜ける自律走行能力を証明した。「手動」を含めた各モードの切り替えは、機体ハンドル部のコントロールパネルにあるスイッチで簡単に行え、運転状態は表示灯でモード毎に色を変えて通知されるので分かりやすく、安全性についても追従中の機体の前に飛び出すと即座に自動停止する点を実演。荷台幅は手動で容易にスライド調整をしてみせ、高さ調整もボタン一つの電動操作で行える操作も実演。特に軽トラックへの積載のため、荷台幅を最小サイズへ変形させたのを見て実用的だと感じさせた。戸田勉取締役営業本部長は「協力いただいた農家からも高い評価をいただいたので中小規模の野菜畑、特に高付加価値野菜の産地へ提案したい」と市場展開は、現場の声を即座に反映させるため受注生産の形をとる考えで、今後の反応に期待していた。
※稼働の様子やスペックなどは記事中のQRコードより参照を。
ササキコーポレーション=佐々木一仁社長、青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1―259=は3月10日、関東営業所でキャベツ、ブロッコリー、レタス、白菜など野菜の選別収穫の省力・省人化を実現させるスマート追従畝またぎキャリア「SATSUKI(さつき)/SAP300」を発表した。畝と人を自動追従して運搬を自動化。実演で能力を披露した。





